アメリカの前国防次官補「アメリカに台湾海峡危機を防ぐ軍事的能力はある」

アメリカのシンクタンク「ジェームズタウン財団」が今日第7回中国国防と安全会議を開催した。Abraham Denmark 前米国国防省国防次官補(アジア太平洋安全保障問題担当)、安大維「グローバル台湾研究センター」研究員、馬振坤台湾国防大学政治作戦研究院中共軍事事務研究所所長らが話しあった。
美國防官員:美國不會讓台海危機再現 自由時報
中國企圖統一 前美官員:對美是挑戰 中央社

Abraham Denmark は96年の台湾海峡危機と同じことが発生したら、近代化した中国軍に対してアメリカと台湾はどうなるかと聞かれ、アメリカは法に依って台湾が攻撃を受けた時のため十分な台湾の自主防衛能力を維持しなければならない、もし今日再度台湾海峡危機が発生したら、現在の情勢が複雑で危険なためアメリカの指導者が介入を決定するかどうかだ、ただ純粋に米軍の能力だけから言えば、私は非常に自信を持っていると答えた。

中国の台湾統一はアメリカにとって脅威かと聞かれ、アメリカの現在の政策は両岸人民が受け入れられる状況で平和的解決を追求し、衝突脅迫をしないようにしている。しかし同盟国や友人はアメリカの対応をじっと見ている。日本は台湾が統一されれば大きな影響を受ける、だから台湾の防衛能力を維持することはアメリカの利益だけでなく日本の利益にもなる、台湾と日本の協力は重要だと言った。

この同じニュースを中国系のメディアの記事美專家:兩岸統一將威脅日本 中時電子報では日本にとっても重要だとの部分を大きく取り上げ、台湾が中国に飲み込まれれば、中国の日本包囲網が強まり日本の国際貿易にも影響する、台湾と日本は自由と民主で共通する価値観の面で協力を強めるべきだと言ったとしている。
中国の環球時報は更にこの発言に対して台湾独立をそそのかし、日本に台湾を売り飛ばすためだなどという、中国人の意見を加えて報道している。
美前官员说两岸统一会威胁日本 台网友:老美承认“独派”通日卖台了! 環球網
http://taiwan.huanqiu.com/article/2017-10/11323570.html
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中国が台湾国防部の機密文書を入手か、台湾当局はフェイクニュースと否定

台湾のネットメディアの「上報」の7月31日の報道によると、7月末台湾の国家安全局(情報部)が中国の通信を傍受した、暗号解読をしたところ台湾国軍の訓練計画公文を発見し、公文は参謀総長李喜明の部屋から出ているとわかった。文書は刻まれた文書を組み合わせて再現されたもので、国安局はなぜ規定通りに廃棄文書をパルプ工場まで持って行き溶かさなかったか、保安上どこに漏れがあったか、他には漏れた文書はないかが調査の重点になると考えている。
【國安重大危機】中國掌握台軍事密件碎紙 竟由參謀總長室外洩 上報

これに対して国防部は同日新聞稿を出して、国防部では規定に依って粉砕式の裁断機を使っており、その後パルプに溶かしている、報道は事実ではないとした。
また国家安全局も同日新聞稿を出して、報道されたような事実は全くないと否定した。

今日国防部は裁断機の実演をして見せて再び報道を否定した。
機密文件外洩風波 國防部今直接示範「如何碎紙」 自由時報
国防部によると機密文書は米粒上に裁断されパルプ工場に運ばれ溶かされると主張した。
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写真は自由時報の記事から国防部提供とある、記事には米粒上に裁断された写真もある提供は中央社らしい。「上報」の報道では事件発覚後総統府の命令でコメ粒状まで裁断する機械にすべて変えたと書いているが、国防部がわざわざ実演までして見せたということは、最近でなく以前からこういう機械で裁断しており、報道のように裁断後に貼りあわせることは不可能だったと言いたいのだろう。

中国軍機20日に続いてH-6爆撃機 4機が台湾を一周

7月13日中国 H-6爆撃機6機が台湾の東部防空識別圏の外側を回った、一週間後の20日中国軍機の編隊が再度台湾空域をめぐり、防空識別圏をかすって飛行した。そして今日また中国の轟六型機4機がバシー海峡から宮古海域を通過して中国に戻った。今月3回目だ。台湾の防空識別圏は侵犯しなかった。統合幕僚監部の報道発表資料によると飛行コースは
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となっている。
中國轟六又來 府:國安單位全程掌握 自由時報
の記事によると、総統府発言人黄重諺は、中国軍の動態に関しては、国防部が厳密に監視しており、そして国家安全部門も全過程を掌握し、我が国の安全を保障していると言った。

邱垂正:中共左右開弓 政府嚴密關注 中央社
の記事によると、中共は最近台湾、日本に軍用機や艦艇を派遣し、台湾を周回させると同時に、インド国境に兵力をおいて対峙している、加えて朝鮮半島情勢も緊迫している。台湾陸委会の副主委邱垂正は今日、中共は過去このように二方面で軍を動かすようなことをしたことが滅多にない、政府は中共第19回全国代表大会前の情勢の展開を監視していると言った。邱垂正はまた言った、「今年の東アジアの二大不確定要素は、中共の第19回全国代表大会とアメリカのトランプ大統領の政治だ。中共が、東アジアとインドで兵力を動かしている状態は珍しい。これは内部の情勢に関係あるかどうか、中共内部の権力が安定し集中しているのか、或いは問題があるのか、厳重に監視しなくてはいけない。東アジアの不確定性が高まっている、朝鮮半島各問題は短期間の解決は無理だ、尖閣諸島の紛争も常態化している」

中国軍機が台湾と日本の海峡を飛行

7月20日中国の軍用機が台湾とフィリピンの間のバシー海峡から日本の宮古海峡に向かって飛行し、中国大陸に向かった。
中国大陸軍機、台湾の防空識別圏を侵犯 空軍撮影の画像を公開 中央社
中国機の東シナ海における飛行について 日本防衛省

中国軍機の飛行ルート(日本の防衛省発表のPDFから)
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中国のH-6爆撃機(中華民国国防部のFacebookから)
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共機編隊繞台 IDF掛彈驅離 自由時報
この記事によると、中国軍機が再度台湾の周りを回った、そして防空識別圏をかすったと書いている。記事によると7月13日中国 H-6爆撃機6機が台湾の東部防空識別圏の外側を回った、一週間後の20日中国軍機の編隊が再度台湾空域をめぐり、防空識別圏をかすって飛行したという。台湾の国防部はIDF戦闘機(たぶんF-CK-1 (航空機)のこと)が監視したとある。

アメリカの軍艦が台湾に寄港するかもしれない

アメリカの上院軍事委員会で今日「2018財政年度的国防授権法(NDAA FY2018)」草案が27対0で通過した。草案は上院本会議に送られ審議される。草案の中に、アメリカ海軍軍艦が定期的に台湾高雄港或いはその他の適当な港への停泊を再開し、また、米軍太平洋司令部が台湾が提出する港への停泊の請求を受けるのを許すという条項が有る。しかし報道では台湾に関する条項は賛成21票反対が6票で通過した。
美國防授權法草案 美艦定期停靠台港口 中央社

美艦停靠台灣?陸媒:派戰機飛越台灣、對台極限施壓 聯合報
美舰停靠台湾?赤裸裸的侵犯! 環球網
http://taiwan.huanqiu.com/roll/2017-06/10919752.html
国台办回应美舰停靠台湾:挟洋自重将自食恶果 杭州網
http://news.hangzhou.com.cn/gnxw/content/2017-06/30/content_6592067.htm
中国の国台弁は30日アメリカの台湾への武器売却と草案通過に対する質問に答えて、「外交部、国防部は既にこれについて我が厳正な立場を表明した、我々は台湾とアメリカがいかなる形式であっても公式交流と軍事連携を進めることに断固反対し、アメリカがいかなる口実でも台湾に武器を売ることに断固反対する、いかなる外国に頼って自分たちの地位を高め、台湾海峡の平和と安定を破壊する行為であっても、必ずその結果の責任は自分で負わなければならない」と言った。

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