国務院台湾事務弁公室新聞発布会集録(2017-04-12)(全文)

国務院台湾事務弁公室新聞発布会集録(2017-04-12)
http://www.gwytb.gov.cn/xwfbh/201704/t20170412_11744575.htm
注意! 中国共産党は中国と台湾が実質的にそれぞれ別の国になっていることを否定するため台湾(中華民国)を「台湾地区」「台湾島」等と言って国家扱いしなかったり、台湾に関係する単語に「」をつけたり、中国を台湾に対する本土という意味で「大陸」(これは国民党も同じ)等と表現します*がここでは原文どおりの表現を使っています。またこの記者会見のテキストでは中国寄りの質問しか掲載されていません。また中国共産党と国民党が主張する「九二共識」は李登輝元総統ら当時の関係者はでっち上げだと否定しています。日本李登輝友の会
*)http://www.takefoto.cn/viewnews-6
《权威发布》 20170412 国台办举行新闻发布会 | CCTV-4 https://www.youtube.com/watch?v=s6Z1pYkDqBg


4月12日午前10時、国台弁(国務院台湾事務弁公室)は定例新聞発布会を挙行した。発言人安峰山は最近の両岸の注目の問題について記者の質問に回答した。

国際台記者:台湾陸委会の責任者は数日前両岸のホットラインは停止しているのは大陸が願っていないため、一方的に閉ざされていると言った、発言人はこれに対してどう論評する?

安峰山:一つの中国を体現する「九二共識」は両岸関係の平和的発展の共通の政治的基礎であり、「九二共識」を堅持することは双方の両岸事務主管部門の連絡交流メカニズムを打ち立てることができる重要な基礎だ、またこのメカニズムが正しく動作する必要条件だ。2016年5月20日以来、台湾執政当局が「九二共識」を承認せず、両岸は同じく一つの中国に属することを認めず、両岸関係の平和的発展の政治的基礎を破壊し、両岸連絡交流と協議話し合いメカニズムの中断を引き起こした、その原因と責任はみんなははっきりとわかっている。あなたが提起した台湾側のこの種の言い方はわかっていながら知らないふりをして問う、典型的なしらばっくれた言い方だ。台湾当局がもし本当に両岸関係を改善し発展させようという誠意が有るなら、「九二共識」を承認し両岸は同じく一つの中国に属すると認め、双方の共通の政治的基礎の上に戻らなければなければならない、このようにすることによってのみ、両岸の制度化された交流を続けていくことができるのだ。

新華社記者:報道によると、台湾の観光業者は何日か前、台湾への大陸観光客の減少はすでに拡大を停止した、大陸観光客は徐々に回復して来ると思われると言った。発言人はこれに対してどう考えるか?

安峰山:業界の各種の言い方に対して、私は論評しない。みなさんが見ているように、去年5月以来、大陸観光客の台湾観光の人数は大幅に減少した、同時に観光での事故も頻繁に発生した、台湾の関係部門は真剣に反省しなければならない。我々は何度も話した、問題は引き起こした人が解決しなければならないと。本当に問題の根源を突き詰めることによってのみ、問題を解決する方法が得られるのだ。

台湾中天電視台記者:李明哲事件の状況についてお聞きしたい、李の妻が渡した薬は、海協会は受け取ったか? もし受け取ったのなら、李明哲に渡したのか? 我々も李明哲の体調がどのようなのか関心を持っている、彼は広東に拘禁されているのか? 李の妻は大陸に面会に行く事ができるよう希望している、しかし彼女は飛行機に乗る前彼女の台胞証が取り消されているとわかった。それゆえ、私は聞きたい彼女の台胞証取り消しの原因は何か?
台湾与党の元職員が中国大陸で身柄拘束 民主化・人権問題でSNSに発信 中央社
中国大陸に拘束された男性の釈放求める提案、立法院を通過 中央社

安峰山:あなたの質問は何個か有る。私は、最近このことが島内でずっと話題になっており、みんなが非常に関心を持っているとわかっている、それゆえ私はまとめて一つにして答えたい。

台湾居民李明哲が国家の安全に危険を及ぼす活動に従事した容疑によって大陸の関係部門に法によって調査されている状況に関して、我が国台弁の発言人が既に3月29日と4月9日前後して二回対外的に説明した。

去年5月20日以来、両岸連絡交流と協議話し合いメカニズムは既に停止している、原因と責任はみなさんはっきりとわかっている。このような特殊な状況の下、李民哲の家族の懸念に配慮するため、人道的見地から、海協会は台湾の関連団体即ち海峡両岸交流サービスセンターに委託し、李民哲の妻に関連状況を通報した、同時にまた李民哲が彼の父母と妻に宛てた親書を渡した。台湾の一部の下心のある団体と人士はこの機会を借りて大陸を攻撃し、揉め事をでっち上げ、大陸の関係部門の法による処理を妨害している。彼らの目的は実現しない。

ここで私は再度説明したい、この事案は李民哲が国家の安全に危害を及ぼす活動に従事した容疑により、関係部門の法に基づいた調査を受け、大陸関係部門が法によって処理し、また法によって当事者の合法権益を守る。もし揉め事をでっち上げようと企み、法による処理を妨害しようと意図すれば、問題を更に複雑化し、当事者の利益を損なうだけだ。台湾の関係方面が故意にこの事案を両岸関係に持って行き、悪意を持って大陸を攻撃し、騒ぎを助長するようなことは、現在既に十分厳しくなっている両岸関係を更に厳しくするだけだ。

福建厦門衛視記者:台湾陸委会関連責任者は何日か前、「両岸関係は両岸関係だ」、陳徳銘会長が海協会会長の名義で訪台することを歓迎する、海基会は既にこれについて招待状を送ったと言った。国台弁はこれに対して何か論評はあるか?

安峰山:大陸側が一つの中国を堅持する基本的立場と主張は明確で、変わっていないし、変わるはずがない。両会協議と相互交流の問題に関して、我々は既に何度も表明した、海基会が権限を委任され、海協会に一つの中国の原則を体現する「九二共識」を堅持することを確認することによってのみ、両会連絡メカニズムは再開でき、両会の責任者は交流を展開できる。

台湾「中国時報」記者:昨日陸委会主委張小月は、大陸側は現在両岸ビザの協定と既にあるメカニズムとに基づき台湾側に李明哲事案の詳細を通報することをまったくしていないと言った、お聞きするこれは馬英九時期の両岸が共同で犯罪を取り締まるのと司法互助協定のようなものを含む大陸と調印した23の協定が、蔡英文就任後、これらの協定の実現はどれも困難になったということを意味しているのかどうか?

安峰山:両岸の共同犯罪取締と司法互助協定は長年前向きな働きを発揮してきた、これは誰の目にも明らかだ。この協定にはその明確な適用対象と操作規定がある。

海峡之声広播電台記者:今月はじめ台北地方裁判所は「3・18」ひまわり学生運動民意機構占拠事件に判決を下し、容疑の22人に無罪を言い渡し、島内に激震を引き起こした。ある台湾メディアと何人かの政治家は次々と、民進党は「官を攻撃するのには道理があり、造反するのは無罪だ」の方便の門を開いたと言った。発言人はこれについてどう論評するか?
鬧官有理、造反無罪… 恐引更多「公民不服從」聯合報

安峰山:我々はこの事案が既に島内で広範な論争を引き起こしているに留意している。我々はまた島内の多くの非常に深く、見識のある論評を見ている。

台湾「旺報」記者:お聞きする上海市の台弁李文輝主任14日台北市に行く、今年の「二都論壇」の問題を研究するのか? 「二都論壇」の関連準備状況を紹介してください。

安峰山:我々は既に何度も表明した、両岸関係の性質と両岸都市交流の性質に対して正しい認識がありさえすれば、我々は両岸都市交流に対して積極解放的な態度を持つ。今年の「二都論壇」に関しては、上海市と台北市が意思疎通を進める必要がある。

広東深セン衛視記者:二つ質問、第一、今回の中米首脳会談に関して、台湾当局は会談結果は予想の範囲内で意外性はないと言っている*。発言人はこれについてどう論評するか? 第二の質問,最近台湾漁業部と日本の関係部門は漁業会合を開催し、台湾側は日本側に台湾の漁民の「沖ノ鳥礁」周辺の漁業権を認めるよう要求した、しかし日本側は明確に拒絶した**。発言人はこれについてどう評価するか?
*)台米間には「想定外ゼロ」=総統府 トランプ・習会談閉幕 中央社
**)台湾と日本、「沖ノ鳥」巡り意見交換=漁業協力ワーキンググループ開催 中央社

安峰山:あなたの第一の質問、王毅外相が既に中米首脳マー・ア・ラゴ会談の状況について詳細に説明した。関連する具体的問題はあなたが外交部に聞いてください。

あなたの第二の質問、「沖の鳥」問題について、大陸側の立場は非常に明確だ、外交部は既にこれについて我々の立場と姿勢を表明している。

中央電子台記者:河北雄安新区の設立が非常に注目されている、台湾企業は関連建設に参加する機会はあるのか、この政策の利益を分けてもらえるのか?

安峰山:河北雄安新区設立は首都圏共同発展を深く推進する重大な政策決定の結果だ。国内外の企業を問わず、その発展方向が新区の産業計画に合致しさえすれば、市場経済の原理に基づき自己の働く場所を探せる。

福建東南衛視記者:我々は、今年大陸のドラマが台湾青年に注目され、同時に賞賛と人気を得たのに注目している。だが我々の見た台湾メディアの報道によると、最近、台湾華視が1月から3月の放送で本土の番組比率規制を守れず、台湾通信委員会から警告の文書を送られ、一ヶ月以内に改善しないと、罰金を払わされる。発言人はこれについてどう見る?

安峰山:島内の関連するやり方に対して私は論評しない。両岸の民間各分野の交流協力と両岸経済社会の融合発展は両岸同胞の共通の利益に合致し、また遮ることのできない趨勢だ。人為的に障害を設けることは両岸同胞の両岸交流協力を強化したいという願望と需要に対して逆の方向に向かって行くものだ。

福建「海峡導報」記者:交流分野の質問を一つ、媽祖は両岸民衆共通の信仰だ、同時に最近島内の「独立派」の人間があたかも文化を切り離すように、媽祖信仰は国民党の統治の道具だ、台湾民衆がもし大陸から来た媽祖を拝むと「統一戦」にやられる可能性があると言った。お聞きするこの種の観点に対して、発言人はどう評価するか?

安峰山:大陸と台湾は同じく一つの中国に属し、中華文化は両岸同胞の共通の精神の故郷であり、例えば我々中華の子女がみな炎黄の子孫だと自称しているようなものだ。媽祖は台湾で数百万人の信徒がおり、且つ両岸信徒の共通の信仰だ。これらは我々の共通の歴史、共通の文化、共通の血脈であり、また我々の共通の根と魂だ*。この問題の上で脱「中国化」のコソコソした動きをする、その目的はズバリ台湾と中華文化のつながりを断ち切ることだ。この種のやり方はおそらく自分の頭髪を抜き、自分を地球から地球から離脱させたいと思うようなもので**、全くの骨折り損のくたびれ儲けであり、両岸同胞共同の反対に遭うだろう。
*)中共が信仰や魂を語る、いかにも嘘くさい。
**)中国語の悪口の表現は面白い。禿げた人には効果的かもしれない。

福建海峡衛視記者:台湾亜細亜太平洋平和基金会理事長許信良(元民進党主席)は、台湾海峡の膠着状態を打開するチャンスはずっと存在すると言った、且つ今年後半氷を溶かす機会があると言った。お聞きする彼のこの種の言い方に対して楽観的に過ぎると考えるか?

安峰山:現在の両岸関係の膠着状態をもたらした問題点の所在、原因の所在は、みんなははっきりとわかっている。現在の膠着状態を打開したいのなら、この結び目を解きたいなら実際は簡単だ、それは台湾当局が本当に彼らの誠意を持って、「九二共識」を承認し、両岸は同じく一つの中国に属すると認め、双方の共通の政治的基礎に戻ることができさえすれば、そのようにすれば両岸は接触相互交流を展開でき、両岸関係もまた平和的発展の正しい軌道に戻ることができるのだ。

団結報、団結網記者:今年は抗日全面戦争勃発80周年だ、我々が得たニュースでは、台湾新党(中国寄りの政党)主席郁慕明は来週中国国民党革命委员会(中国の政党)中央で開催される長江抗戦懐旧の旅活動に参加するという、お聞きする関連状況を知っているか? 現在の両岸関係の情勢下、両岸同胞の共同の抗日戦争追想は特別な意味があるのか?

安峰山:あなたが提起した具体的な活動について私は承知していない。過去私は何度も話した、抗日戦争の勝利は中華の子女全体、台湾同胞を含む全民族の抗戦の結果だ。抗戦を記念することは両岸同胞が歴史を心に刻み、先烈を偲び、抗戦精神を継承し、共同で両岸関係の平和的発展を推進し、中華民族の偉大な復興を実現するのに役立つ。

環球網記者:我々は台湾当局が「国家発展委員会」が「外国専門人材招致及び雇用法」草案を研究制定することに留意している、はじめの計画では外国籍と香港澳門地域の専門の人材に当草案が適用される(中国大陸は除く)。発言人はこれに対してどう見るか?

安峰山:我々の一つの中国の原則を堅持する立場が明確で、一貫しているのは、衆知の通りだ。

中国台湾網記者:あるメディアが論評を発表して、現在新しい新「独立」勢力が蠢き始めている、新旧「台独」が合流して、両岸関係の正常な発展を破壊するのに警戒しなければならないと指摘した。発言人はこれに対してどう評価するか?

安峰山:あなたが話したその種の論評は確かに現在両岸民衆が島内の新旧「台独」合流に対して、両岸関係の発展を損なう心配をしていることを反映している。皆さんご存知のように、「台独」勢力とその分裂活動は両岸関係の平和的発展と台湾海峡の平和と安定に対して最大の脅威である、それゆえ我々も両岸同胞が手を携え心を合わせ、反「独」、「独」制止、の金城鉄壁を共に築き、「台独」分裂勢力とその活動が両岸同胞に重大な災難をもたらすのを防止できるよう希望している。

台湾「聯合報」記者:李明哲に関しての質問、李明哲の妻は広東国安が彼を逮捕した部門の可能性があると言った、本当かどうか? 李明哲は現在広東にいるのか? 彼の妻はいつ関係部署に面会申請できるのか?

安峰山:私はさっき言った、関係文門は法によってこの件を処理する、現在私は更に状況を説明できる更なる情報を持っていない。大陸の関係部署は案件の性質と事件の状況によって、法律的手続きに基づき処理する。

経済日報記者:4月10日から、台湾地区居民は台胞証(台湾居民来往大陸通行証)によって澳門を経由して出入国できる、これは台湾民衆に歓迎されている。お聞きする、続いてまたいくつか台湾同胞の往来が便利になる措置を具体的に実施するか?

安峰山:澳門特区政府は2017年4月10日から新たに台湾居民往来大陸通行証を澳門出入の旅行証明書として加えた。私はこの措置が台湾同胞の澳門、香港、大陸往来を更に便利にし、澳門台湾両地区の往来と交流協力を促進すると信じる。台湾同胞の大陸往来と大陸での学習、就業、生活等の各分野を便利にする措置に関しては、大陸各地の各部署はずっと積極的に努力し推進してきた。

台湾中天電視台記者:私は李明哲が必要な薬は彼のところに送ることができるか聞きたい。

安峰山:さっき私が状況を紹介した時に話した、李明哲の家族の懸念に配慮するため、我々は人道的見地に基づき、海協会が台湾海峡両岸交流サービスセンターに委託し李明哲の妻に関連状況を知らせた、同時に家族の関係する品物を渡すこともできる。しかし現在の所、我々海協会は当事者の家族から品物を受け取ってはいない。

香港中評社記者:二回目の質問、報道によると、台湾当局が駐米、駐日機構の名称を改名し、台湾の字を加えるつもりだ、この行動はアメリカ側に現状を破壊されていると見なされている(原文は此举被美方认为是破坏现状)、お聞きする発言人はどう論評する?

安峰山:国際社会はこれまで一つの中国の原則に基づき台湾に関する問題を処理し、「二つの中国、一中一台」の出現を防止してきた。

台湾「中国時報」記者:発言人は今、海協会は当事者の家族が渡してほしいと希望する品物を受け取っていないと言った、しかし台湾海基会は、彼らは既に薬を大陸海協会側に送り、海協会に渡してくれるよう頼んだと言った、現在薬の状況はどうなっているのか?

安峰山:知っている限りでは、海協会はこのことについて海基会と連絡していない。今私は、海協会は現在の所、当事者の家族から品物を受け取っていないと言ったのだ。

謝謝みなさん、今日の発布会はここで終わる。次回また会おう。

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