台湾の歴史教科書草案で中国史を東アジア史の中に入れて客観的に扱う

十二年間国民基本教育社会分野過程綱要草案が明らかになった。報道によると、過去の学生が大量の知識を暗記し、且つ漢族中心史観に立っていたのに対して、新しい課程綱要では八単位を六単位に減らし、内容を減らし、過去よりも現在に近い時代を詳しく、台湾の最近5百年の歴史に重点を置く、また学生を主体とし、中国は東アジアの歴史の脈絡の中において討論する、世界史でも台湾と世界の相互作用を重視し、台湾を主体として次の世代の史観を構築するという。
社會新課綱 中國史放東亞脈絡討論 自由時報

草案によると、歴史の過程綱要では台湾史、中国史、世界史と明確に分けずに、混ぜあわせて三つの分野に分ける。各分野2単位にし、各単位で一個の導論、三つの主題、一回の歴史考察で構成する。例えば台湾関連分野の導論は、まず学生を「どう過去を認識するか?という思考に導き、三つの主題は「多元的な民族社会の形成」、「経済と文化の多様性」、「現代国家の造形」で、台湾は多民族社会だが、過去の歴史課は漢族を主体としていた、今回の新課程では原住民族を単独の項目とし、現代原住民族の境遇と権利の伸長を理解する。
別の現代国家の形成部分では、「台湾澎湖金門馬祖はいかにして一体となったか?」「自治と民主追求の軌跡」を討論させ、学生に国際情勢と台湾の地位、日本統治時代の政治と社会運動、戦後民主化等を理解させる。

第二の分野は中国史を含む、しかし中国自体の歴史を詳しく学ぶわけではない、「中国と東アジアの歴史交叉」を重視し、主題は「国家と社会」、「人々の移動」、「現代化の歴程」を含み、華人の移動、華商の世界に対する衝撃、共産主義の中国での発展歴程と東アジアに対する影響、地域統合と経済貿易統合等を重点とする。

第三分野は「台湾と世界」で、「イスラムと世界」の章では、イスラム文化の発展と拡張、西側との相互作用を理解する。

この草案は既に国家教育研究院課発会の審査に送られ、来月7月に公告、9月に公聴会、来年初めに教育部課審会審議に送る予定だ。

台湾新课纲草案把中国史放东亚史讨论 网友:数典忘祖 環球網
http://taiwan.huanqiu.com/article/2017-06/10868226.html
中共の中央委員会の機関紙『人民日報』の国際版環球時報のweb版環球網も取り上げているが、否定的なネットの意見を拾い上げ、脱中国化、台湾独立の動きの一環だと非難している。
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