台湾の外来種駆除でゲンゴロウを育てる

台北市の新聞稿から


侵略的外来種を食べさせる〜成長段階で「ゲンゴロウ」の好みが違う!
發布機關:臺北市立動物園
發布日期:2017/11/1

台北市立動物園は2011年初めて園内で外来種のタイワンシロアゴガエル(Polypedates megacephalus)*を発見し、2012年から同僚とボランティアに呼びかけて「駆除大隊」を作り、毎年定期的に園内で外来種のシロアゴガエルの群れの駆除活動を行っている。また捕獲したシロアゴガエルを十分に利用して、カエルはフクロウ等の猛禽類に提供し食材を多様化させ、カエルの卵、オタマジャクシと小さいカエルは昆虫館内の肉食性の水生昆虫のタイコウチ、ゲンゴロウ、ヤゴ等の動物の餌にすることができている。
*)中国語wikiでは斑腿泛樹蛙(學名:Polypedates megacephalus),又稱為斑腿樹蛙、大頭樹蛙、大頭泛樹蛙等。

毎年シロアゴガエルの繁殖期(春と夏)が来ると、交配後のメスガエルが静水域の上方で泡の中に卵を産むため、シロアゴガエルの泡の卵を除去することが「駆除大隊」の重点作業の一つになっている。除去した卵は昆虫館に渡し孵化させ、オタマジャクシに育てた後、オタマジャクシを肉食性の水生昆虫に与え餌にするが、動物園内でかっている水生捕食性昆虫の中の「ゲンゴロウ」が各段階の生活史で、意外にも外来種のシロアゴガエルとの関わりで多くの面白い現象を見せる。

ゲンゴロウ科の英文名称は Dytiscidae でギリシャ語の dytikos に由来し、「潜水できる」という意味があり、捕食性の水生昆虫で、成虫は陸上で活動と飛行ができる。成虫と幼虫の外形は大きく違っているが、どちらも肉食性を主としている、食物の取得方式は逆にそれぞれ違った好みがある、ゲンゴロウの飼育担当の保育員の観察では、成虫は機会主義者に属する、魚・エビ・貝類の屍体を食べ、このため「水中の道路清掃者」の称号を持っている。幼虫は「直に採る」食感を偏愛していて、動き回る生物を捕まえる、まったく動かない屍体は一顧だにしない。

ゲンゴロウの幼虫には大きな顎があり、獲物が近づいた時静かに顎を開け臨戦状態に入る、その後突撃し獲物を挟み、また顎の先端を獲物の体内に刺し込む、この時大顎の働きはストローと同じで麻酔と皮膚を溶かす成分を持った液を獲物の体内に注入でき、獲物を麻痺させ、それによってたとえ自分より大きなオタマジャクシなどに遭遇しても、顎を刺し込むタイミングを掴みさえすれば、楽々と獲物を食べることができる。

ゲンゴロウを養殖し成虫になった時、保育員は死んだ金魚と生きたシロアゴガエルを与えることができる、しかし成虫は力を使わず今ある食べ物を食べたがる、だからいつも優先的に金魚を食べる、食べ物がない状態でなければ、彼らに自発的に獲物を捕食する行動を起こさせるのは難しい。水槽の中に放したオタマジャクシに食べ残した食物を食べさせ、水質をきれいにさせる役割をさせても構わない。オタマジャクシがそのためどんどん大きくなり、小さい蛙になる場合もある!
 保育員はやむなく小さいカエルを冷凍にした後、またゲンゴロウの成虫のえさにするしかないのだった!

その昔我々の生活の糧だった農村の水田地帯では常に水生昆虫を見ることができた、しかし人口の増加に連れて、棲家(すみか)の造成・破壊・汚染等の要素で、野外の水生昆虫たちは急速に消えていっており、人類の援助と積極的な回復が必要だ。動物園は11月10日から毎週金曜午前11:00~11:15、昆虫館2階小温室で動物の Keeper’s Talk を行う、主題は特に「水生昆虫篇」を選び、保育員とみんなが水生昆虫の常識や面白い話をする、大人も子供も一緒に参加して欲しい。
臺北動物園保育網:http://www.zoo.gov.tw/
Google+:http://plus.google.com/+TaipeiZoo
Facebook:http://www.facebook.com/TaipeiZoo
YouTube:http://www.youtube.com/TaipeiZoo


まだしっぽのあるカエル
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ゲンゴロウ
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ゲンゴロウの幼虫が餌を食べている
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画像は新聞稿から
金魚をガブっ!ゲンゴロウ幼虫(3令)の食事.MP4https://www.youtube.com/watch?v=4uW-V5Aa9sM


その他
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