馬英九総統、六月四日に所感を発表

六月四日総統府発表の新聞稿


総統発表「六四」廿六周年感言
公布日期 中華民国104年06月04日
「六四」廿六周年所感-歴史を正視し,傷の痛みから踏み出て,未来を創造する

今年は「六四事件」廿六周年だ、また抗戦勝利七十周年でもある。この二つの重大事件は我々に同じ事を教えている、すなわち国内外を問わず、政治責任者は傷の痛みを回避してはいけない、勇敢に歴史に向き合わなければならない、痛みが治まったときに痛みの時を思い出す、そうしてこそトラウマから抜け出し、未来に歩み出せる。今日は私の総統の立場としての最後の六四談話の発表だ、特に大陸当局に、歴史を正視し、傷の痛みから踏み出て、対話を基礎とした共同の未来を創造するよう、呼びかける。
http://zhidao.baidu.com/question/472094510.html?qbl=relate_question_0&word=%D8%A5

三十年前、台湾が権威主義体制から民主に向かった経験が証明することは、政治改革は産みの苦しみを伴うかもしれないが、災難を造りはしない、反って国家新生の契機になる。経済改革と政治改革は両翼として、相助け合って行く、一つが欠けても高く飛翔することはできない。過去卅年大陸経済改革は素晴らしい成果を挙げた、振り返って見れば、当時の改革者は絶対に今日の成果の有ることを想像できなかったろう。改革開放は災難を造らなかっただけでなく、反って大陸を世界第二の大経済圏にした、人民の生活水準もまた顕著に上昇した。しかし政治改革は相対的に歩みは遅い、国際社会の大陸の人権に対する印象は、「六四」で停まっている、総じてこのことによって(凡此種種)、両岸関係の未来の拡大深化を希望する人に失望を感じさせてしまう。

民国九十七年(2008年)私が(総統に)就任後、中華民国憲法の枠組みの下、「九二共識、一中各表」を基礎にして、両岸の「不統、不独、不武」の政策を維持し、台海両岸の「平和、繁栄」の現状を打ち立てることに成功した。但両岸制度の間の巨大な差異によって、両岸人民の心理の上には相当の距離が生まれた。大陸指導者の習近平先生は両岸人民は「心霊契合(魂の一致)」ができると言った、我々が考えるのは、心理的距離を縮めれば心霊契合ができる、「平和と繁栄」は必要条件だ、十分条件は大陸が民主化への改革推進に努力することにかかっている、そうしてようやく(心霊契合が)達成できる。

去年の国慶日(辛亥革命紀念日)の挨拶で私は、大陸が政治改革を推進するとき、反体制派を包み込む民主的価値を打ち立てて、一歩一歩大陸的特色を具えた民主化の進展を推進するよう呼びかけた。異なる意見を容認することは舶来の思想ではない、中国春秋時代の子産は鄉校を毀さず人民の政府批判を容認して時の人の賞讃を得た。我々のこの七年の努力は、両岸関係を未来に発展させる、既に「九二共識」を堅持することも共通の基礎となっている*、もし大陸側が更に民主化を深化させれば、我々はそれこそが両岸の未来に更に対話を深める共通の基礎となると考える。
*)原文は我們這七年來的努力,使兩岸關係未來發展,已經有堅持「九二共識」作為共同基礎、

七年前、私は5月20日の就任時に言った、「我々は心から大陸13億の同胞の幸福を気にかけている、衷心より中国大陸が自由、民主、均富(均しく富む)の大道を歩み、両岸関係の長い平和的発展のために、win-winの歴史条件を創ることを望む」と、そして「六四名誉回復」は両岸win-win関係創造の重要な歴史条件の一つだと。歴史を正視する、とりわけ「六四事件」を、我々はこのようにして共通の基礎が更に安定強固になると考える*。
*)我們認為,這樣的共同基礎會更加穩固

我々が毎年台湾で記念反省する、民国36年(1947)の「ニニ八事件」と民国40(1950)年代の「白色テロ」時期と同じように、いかなる政府も痛みの歴史と向き合い、「就事論事(事の本質或いは事実に即して事を論じる)」をしなければならない、悲しみの遺族に向き合い、さらに「將心比心(to feel for others)」も必要だ。我々は、大陸当局が「六四事件」を正視でき、悲劇の再演を決してせず、また一方で「六四の名誉回復」に必要な行動も取り積極的に被害者とその家族の傷の痛みを癒さなければならないと心から希望する。そのような行動が結果的に台湾に大きなプラスの作用を生みだし、双方の心理的距離を近づける。両岸の相互作用を更に安定させ更に豊かにした共通の基礎が、後代のため更に革新的な未来を創造する*。
*)讓兩岸互動有更穩定與更豐富的共同基礎,為後代創造更有開創性的未來。




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