台湾監察院が頼清徳台南市長の弾劾案を可決

頼清徳台南市長が今年の一月から台南市議会に行って、市政についての質問に答えることを拒否している。理由は台南市議会の李全教議長が自身の選挙と台南市議会の議長選挙の二度にわたって買収選挙を行い、台南市議会の名誉を損なった、その腐敗した議長と台南市議会に抗議して議会入場を拒否するというものだった。当然李全教議長をはじめとする国民党の反発が起きて頼清徳市長を監察院へ送って弾劾する動議が可決された。そして今日中華民国の監察院で弾劾案が9名の委員の出席で7対2で可決された。
賴清德不進議會 監察院7:2通過彈劾 聯合報
監察院開鍘!賴清德拒赴議會備詢遭彈劾 自由時報

監察院の発表


標題 台南市長頼清徳は違法に議会に入らず、同市の立法権を骨抜きにし、民主と法治の原則に背離し、憲政体制を傷つけた
日期  104-08-04

監察院弾劾審査会は本年(104年)8月4日午前監察委員仉桂美と包宗和が提案した台南市長弾劾案を審査通過させた。

提案委員は表明した、本案は内政及び少数民族委員会が選抜派遣調査した「台南市議会書面報告の:当該市市長、副市長、秘書長、一級単位主管、一級機関首長及び関連局処科長以上の主管人員が未だ当該市議会に休暇届けをせず且つ未だ臨時会に列席と定期会で説明、専案報告及び答弁をせず、地方制度法等情に違反した疑い」の一案に関わっている。監察院の調査発覚を経て、被弾劾人頼清徳103年12月5日当選、任期103年12月25日から107年12月24日までの台南市長は、地方制度法第55条規定の市政総合管理に依って、法定職務権限を具え、法令に依拠し公務に従事する人員と為す。台南市議会第二期第一回と第二回臨時会及び第二期第一回定期大会の開会機関、合法の招請を経て議会列席を拒むこと今まで既に半年を越えるに因って。監察院は被弾劾人が以下のような間違った状況にあると考える(監察院認為被彈劾人有下列重大違失情事):

一、地方自治史上初めて「公務員が集団全体で議会に行かない」という悪例を作った
(略)
ニ、被弾劾人は地方制度法第48条と第49条の規定に違反している
(略)
三、被弾劾人は民主と法治の原則を破壊し憲法体制を侵害した
(略)
四、被弾劾人は李全教の処罰が有るかどうかを言い訳にすることはできない
(略)
五、被弾劾人が議会に行かないのは憲法に対する忠誠義務に違反している
(略)


頼清徳市長はFacebookで反論している。Facebookには


監察院の私に対する弾劾に対して、私は受け入れないと厳正に表明する、並びに監察院に対して三点の質問を提出する、どうか監察院は社会に向かってはっきり説明して欲しい。同時に私は台南市民全体に向かって再び約束する、汚れた金を一掃し、地方政治を改革するという決心は変わらない。


という書き出しで三つの質問が書いてある。遭監院彈劾 賴清德:無法接受 中央社に三つの質問が要約してある。

一つ目は地方自治体と議会の争いの調停権は行政院にあって監察院ではない、監察院が弾劾を強行したのは明らかに違憲拡権だ、民主を傷つけた、監察院は弾劾の根拠を示せ。
二つ目は選択的に私を弾劾しているのではないかその他の事案は不介入ですましているのではないか?
三つめは本当に民主を傷つけているのは李全教のほうだなぜ彼を弾劾しないのか?


また民進党は新聞稿で頼清徳市長を擁護している。
これも頼清徳市長とおなじ三点の質問をしている。


頼清徳市長が監察院の弾劾に遭ったことに対して、民進党発言人阮昭雄は今日(4日)記者会を開いて以下の声明を発表した。
一、府議会争議は政治問題で、法律問題ではない。大法官釈字第498号の規定に拠って、地方自治は憲法に保障されている、市政府と議会は抑制と均衡だ、中央機関は地方を尊重しなければならない(中央機關應該要給與地方尊重)。 

二、比較して重大な案件に関係する前基隆市長張通栄二回の弾劾は果たさなかった、大埔強徵土地等案の前苗栗県長劉政鴻関連の調査は今に至るも何の発表もない、監察院が高度の政治性を帯び、公共的な信頼が低下するのも当然だ、社会には廃止の議論が多い。

三、民主を守り台南市民の尊厳を守るため、私たちは司法機関は速やかに李前教買収事件を審理し、買収選挙で民主政治を傷つける人を法によって罰しなければならないと呼びかける。





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