台湾の中国国民党来年の総統選挙候補者、劣勢のため交代

国民党は2015年07月19日に全国党代表大会を開いて洪秀柱氏を来年の総統選挙候補者に選んだ。
その時の映像満場一致で選ばれた。



この時は朱立倫氏は出馬する意志は全くないと言っていた。しかしその後洪秀柱候補の世論調査での支持率は蔡英文候補に圧倒的に引き離されたままだった。国民党はこのままでは総統選挙と同時に行われる立法委員選挙でも惨敗すると危機感を募らせていた。
2016_Tsai_Hung_Soong_Polls.png
表は2016年中華民國總統選舉 Wikipediaから

そして今日国民党は第19回全国代表大会臨時会議を開催し候補者を洪秀柱氏から外す決議をし、その後中央指名審査委員会が朱立倫国民党主席兼新北市市長を「徴召」し臨時中常会に送り審査をし最後全国代表大会臨時会議が拍手で可決した。台湾の国営通信社「中央通訊社」中央社のサイトの政治欄の今日の臨全会関連記事の時系列の見出しを見ると

10/17 14:11 洪秀柱進場 與黨內大老握手致意【影】(洪秀柱場内に入り元老と握手し挨拶)
10/17 14:14 國民黨臨全會 吳副總統籲團結邁向勝利(呉副総統団結を呼びかけ)
10/17 14:28 馬總統出席國民黨臨全會致詞全文(馬総統挨拶)
10/17 14:45 總統:國民黨分裂必失敗 大家要顧大局[影](総統、国民党が分裂すると必ず失敗する皆大局を考えよ)
10/17 14:51 國民黨臨全會 洪秀柱致詞全文洪秀柱(洪秀柱挨拶)
10/17 15:13 連戰:期待朱立倫把大家團結在一起(連戦挨拶)
10/17 15:20 洪秀柱致詞 重申接受臨全會決定(洪秀柱挨拶、臨全会の決定は受け入れる)
10/17 15:23 換柱 朱立倫臨全會再次鞠躬道歉(洪秀柱差し替え、朱立倫臨全会で再度謝る)
10/17 15:30 安慰洪秀柱 吳伯雄:退一步海闊天空(前主席挨拶)
10/17 15:38 憂綠全面執政 朱立倫:台灣還有制衡嗎(民進党の圧勝を憂う朱立倫、台湾はまだ民主主義はあるか)
10/17 15:50 選情空前低迷 朱立倫:必須重新出發[影](選挙情勢は空前の低迷状態、再出発しなければ)
10/17 16:20 臨全會 黨代表舉手表決通過廢止洪秀柱提名(臨全会挙手で洪秀柱候補者を取り消し決定)
10/17 16:24 臨全會 黨代表要求朱立倫帶領勝選(臨全会朱立倫の立候補を希望)
10/17 16:38 臨全會討論廢柱案 馬連吳王舉手支持(臨全会洪候補取り消しを討論、馬連呉王挙手で支持)
10/17 17:10 參選總統 朱立倫:對新北市民抱歉(朱立倫、新北市民に謝罪)
10/17 17:13 朱立倫:洪秀柱的支持者一個不能丟(朱立倫、洪支持者も仲間だ)
10/17 17:18 臨全會起立鼓掌 徵召朱立倫選總統(臨全会起立拍手で朱立倫を選挙に徴召)
10/17 17:43 洪秀柱籲支持者留在黨內 一起改革(洪秀柱、支持者に党内に留まり一緒に改革を)
10/17 17:43 朱立倫獲徵召選總統 全黨高唱再出發(朱立倫選ばれ、全党に再出発を呼びかけ)
10/17 17:45 徵召選總統 朱立倫:勇敢承擔同志付託(朱立倫、付託に勇敢に応える)
10/17 17:48 與朱談不分區 王金平:沒有啦(王金平台湾派の元老どこから議員選挙に出るか朱立倫と話せず)
10/17 17:51 洪秀柱參選大事記
10/17 17:52 朱立倫:當選每年到立院報告國情
10/17 17:53 洪秀柱向支持者喊話 有人高喊選黨主席(洪秀柱支持者党主席を希望)
10/17 17:58 洪秀柱:黨可以不要我 我絕不放棄黨[影](洪秀柱、私は党を捨てない)
10/17 17:58 臨全會換柱 挺柱民眾抱頭痛哭【影】(臨全会、洪の支持者抱き合って泣く)
10/17 18:01 傳當朱立倫副手 黃敏惠:完全沒這事(副総統候補、黃敏惠それはない)
10/17 18:27 朱立倫是否帶職參選 下週完整說明(朱立倫、市長職を辞めるかどうか、また来週になってから全部説明します)
10/17 18:40 臨全會舉手表決通過 廢止洪秀柱提名[影]
<台湾の総統選>与党・国民党、公認候補を朱立倫主席に交代 中央社
台湾総統選、国民党の候補に朱立倫主席 So-netニュース
<台湾総統選>与党、候補差し替え 支持低迷で朱氏に決定 YAHOO!



朱立倫主席の臨全会開会時の挨拶全文と閉会時の挨拶全文、閉会時の挨拶はなぜかもうひとつ新聞稿でている。






この日の夜朱立倫氏のFacebookに所感が発表してあった。翌日気がついて訳してみた


コーヒーを入れ終わった。パソコンに向かう、路上に車や人の気配が消えた。黙り続けていると、傷口が広がる、みなさんにはっきりといくつか説明しなければならない時がきた。(沉默太久,傷害也太重,我想該是和大家清楚說幾句話的時候。)

私を支持或いはかつて支持してくれた人に対して、まず謝らなければならない、あなたたちの怒りと失望を私は理解しまた受け入れなければならない。去年からの総統選挙に出ないという決定が、みんなの期待に背いたということに加えて多くの人の心情は、「朱立倫は何をしたいのか? 負けるのを恐れる小心者か?(朱立倫搞什麼鬼?是不是膽小怕輸?)」というわからなさから来ているのかもしれないと思う。

自分を肝の太い大人物とは思っていない、しかし絶対に戦いを恐れる人間ではない。

私は総統選挙に出馬したいと思っていたか? 当然したかった! しかし去年のあの時、党内の誰もが私が新北市の市長職を守ることを希望した、私はその思いを打ち消し、去年6月23日新北市長選挙への出馬と総統選挙への不参加を宣言した。

もし人が私が半年後国民党が惨敗するのを予見して選挙を避けたと考えているのなら、私に未来予知の能力が無いのに過大評価しすぎだ。

去年1129に国民党が大敗し、支持者は私が主席になるよう期待した、まわりの友人は皆明哲保身をすすめた。責任と改変をしたいという思いから、私は党主席の仕事を受け継いだ。当時の私の思いは、自分は総統選挙に参加しないと宣言した以上、ちょうど良く公正中立な立場に立てて、制度を執行し、迅速に党を正常に軌道復帰させ、改革を始められる、だった。

人生はやはり筋書きのないドラマだ。洪副院長の「一中同表」と「終極統一」の談話で不幸にも統一急進派とのレッテルを貼られた。長い間、国民党の両岸政策は中道の立場だった、一中各表の九二共識、或いは馬総統の「不統、不独、不武」を問わず、従来安全に重きを置き、安定を先となし、台湾人はずっと国民党が両岸関係を適切に処理する能力があると安心していた。一連の起こった争議と誤解される談話は、選挙情勢の展開を国民党を破滅に向かわせる苦境に陥れるようにみえた。私は答えの無い難題に直面した。

あなたは問うはずだ、七月から指名された今まで、こんなに引き延ばし、あなたは何をしているんだ? 以前放送で歌を聞いた、歌の中の二つの歌詞はこうだった、「前に行けば解脱 後ろにさがれば自由」 それなら真ん中に留まり、前にも後ろにも行かないのはなんとみなす? 私は凡人の困惑に過ぎない! と思う。

しかし最後には私は自分の毀誉褒貶のために党や国家を顧みないなどということはできない、わたしは行動を開始しなければならない、再びだまり続けたりしない、そして私は2016年の総統選挙に参加することを決定した。約束を守ることができなかったことについて、私は再度謝ることしかできない、これより、私は振り向かない、疑わない。耐えがたきを耐え重責を担う、笑わば笑え罵りたければ罵ればよい。

きっと笑う人もいるだろう、お前は不可能な任を引き受けたんだよと。

友人達は皆知っている、私は映画好きだと。不可能な任務であればあるほど、危険の中に勝ちを求め、負けると思われる中に勝ちを求めにいく、そうでなければ何の見どころがあろうか? こんなに多くの人が私に託すだろうか、こんなに多くの人が見たがるだろうか、さあ幕は開いた!


朱立倫晚上8點po文卻說夜深 網友諷好幽默 蘋果日報の記事によるとこのFacebookは昨夜の八時過ぎにupされた。書き出しの描写は深夜になっているため、スタッフがupする時間が早すぎたとネット上で揶揄されているらしい。
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