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中国習近平主席、共産党の軍機構を改革

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中国の中共中央軍委改革工作会議が24日から26日まで北京の京西賓館で開かれた。中共中央総書記、国家主席、中央軍事委員会主席、中央軍事委員会国防と軍隊改革の深化指導小組組長習近平は会議を主催して、重要講話を行い、軍事機構の改革を発表した。

主な改革は、現在ある七大軍区を四大戦区に編成し直す。新しく軍事委員会紀律委員会を作る。30万人の軍人を削減する。軍隊の副業を全面禁止する。

七大軍区は済南軍区と南京軍区を合して東部軍区とする、瀋陽軍区と北京軍区を合して北部軍区とする、蘭州軍区と成都軍区を合して西部軍区とする、広州軍区と成都軍区の雲南区域を合して南部戦区とする。
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画像は風傳媒から
「中央社」のインタビューで軍事専門家の梁国樑氏は東部戦区は太平洋の第二列島線を考えて、北部戦区はアメリカの北極海から来るミサイル攻撃を考えて、南部戦区は「一帯一路」の利益を繋げることと関係がある、と言っている。また各戦区は連合統合指揮センターを作り、陸海空三軍、第二砲兵(戦略ミサイル部隊)、宇宙部隊、武装警察を統合し、各戦区は中共中央軍事委員会下の「小軍委員会」に変わり責任者は中央軍事委員会から派遣される、と言った。

30万人の人員削減は陸軍の人員が主になるという。中国では陸軍が主流で、230万の軍人の内、海軍が23.5万人。空軍が39.8万人だが、陸軍は機動作戦部隊だけで85万人になるという。陸軍の機械化、情報化をすすめて統合指揮系統に組み込んでいくという。

また軍の改革には江沢民派の追い落としの意味も有るという。

追記 2016年の戦区正式開始時には五大戦区になった。

習近平宣布解放軍30年來最大規模改革:七大軍區調整為「戰區」、組建聯合作戰指揮機構 風傳媒
夏小強:習近平實行軍改的兩大作用 NTDTV
共軍改革 習近平:重新調整劃設戰區 中央社
習近平的1949年後最大軍改 中時電子報
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