国務院台湾事務弁公室新聞発布会集録(2016-2-24)(全文)

国務院台湾事務弁公室新聞発布会集録(2016-2-24)
http://www.gwytb.gov.cn/xwfbh/201602/t20160224_11394383.htm 
注意! 中国共産党は中国と台湾が実質的にそれぞれ別の国になっていることを否定するため台湾(中華民国)を「台湾地区」「台湾島」等と言って国家扱いしなかったり中国を台湾に対する本土という意味で「大陸」(これは国民党も同じ)等と表現します*がここでは原文どおりの表現を使っています。またこの記者会見では中国寄りの質問しかでません。台湾から来て質問しているメディアは国民党寄りと中国寄りのメディアのようだ、香港からは中国共産党寄りメディア。また中国共産党と国民党が主張する「九二共識」は李登輝元総統ら当時の関係者はでっち上げだと否定しています。日本李登輝友の会
*)http://www.takefoto.cn/viewnews-679682.html


2月24日午前10時、国台弁(国務院台湾事務弁公室)は新聞発布庁で定例新聞発布会を挙行した。発言人安峰山は最近の両岸の注目の問題について記者の質問に回答した。

安峰山:各記者友人のみなさんおはようございます。皆さんが今日午前の国台弁定例新聞発布会に出席したことをうれしく思います。今日の発布会は私が主催します。以下みなさんの質問に答えたいと思います。

新華社記者:今年はじめの台湾総統選挙の後、世論は大陸がもうすぐ船出する台湾執政党の民進党当局といかに対話するか非常に注目している、お聞きする現在の状況に基づき、5月20日以後大陸は台湾に対する政策をどのように変えるか?(原文は做出哪些调整?) 5月20日以前に双方が意思疎通を行う可能性はあるか? 意思疎通の前提条件は何か?

安峰山:我々の(我们人)の台湾に対する大方針は明確で一貫している。我々は「九二共識」と「台独」に反対する政治的基礎を堅持し、両岸関係の平和的発展を継続推進し、台湾海峡の平和と安定の維持に努力する。我々はいかなる形式の「台独」分裂活動にも断固反対し、国家主権と領土の一体性を断固守る。「九二共識」は両岸関係の平和的発展の礎だ。もし「九二共識」という海の重り(定海神针)がなくなれば、両岸の平和的発展の舟はたちまち逆巻く大波に遭い果ては転覆となるであろう*。我々は何度も言ってきた、台湾のいかなる党派、団体を問わず、過去どんな主張を繰り広げていようとも、ただ「九二共識」という歴史事実を承認しさえすれば、また両岸は同じく一つの中国に属するという核心の意味を認めさえすれば、我々はそれとの交流往来をしたい。
*)当然大波を起こすのは中共ということになる。

福建厦門衛視記者:両岸事務主管部門は既に常態化した連携意思疎通機構を打ち建てている、お聞きする5月20日以前に国台弁と台湾陸委会代表が会談する可能性は有るか?

安峰山:2014年2月国台弁と陸委会は「九二共識」を堅持する政治的基礎の上に連携意思疎通機構を打ち立て、両岸各分野の交流協力のために積極的な働きを果たした。両部門代表の会談は当機構の重要な構成部分であり、双方は多くの会談においていつも、「九二共識」を堅持する共通の基礎の上に、両岸各分野の交流協力と両岸関係の平和的発展を引き続き推進すると強調してきた。両部門の代表が再度会談することに関しては、現在双方が前向きに評定を進めまた意思疎通を保持している。

中央電視台海峡両岸記者:国民党は今党主席補選作業を進めている、今回の国民党主席補選及び各候補者について何か論評はあるか?

安峰山:国民党党主席選挙は国民党の内部事務だ、我々は論評しない。

我々は国共両党が「九二共識」を堅持し、「台独」に反対する共通の政治的基礎の上、両岸関係の平和的発展を維持推進し、両岸同胞に幸せをもたらすため共に努力することを継続するよう希望する。

台湾中天電視台記者:台湾の民進党「立委」*は学校や公共機関に孫中山の肖像画を掲げることをやめるよう提案した、あなたはこれが両岸関係にどんな影響を与えると考えるか?
*)台湾の公職にはカッコをつけ中華民国とは絶対に表記しないという中共のマニュアル通りに書いてある、現状通りに書けば中華民国の民進党立法委員。

安峰山:我々は関連報道に留意している。孫中山先生は中国近代民主革命の偉大な先駆者であり、一生国家統一と中華の振興を追求し、中華の子女全体から敬われている。民進党人士のこの挙動は「その意図はみんなが知っている(司马昭之心,路人皆知)」と言うべきだろう。我々は台湾世論が指摘していることに留意している、この動きは「台湾海峡の平和安定と両岸関係の平和的発展の現状破壊」と「脱中国化」のまた一つの挙動であり、両岸同胞は強く警戒しなければならない、という指摘だ。
https://www.youtube.com/watch?v=giP1eXjQae0

香港中評社記者:商務部部長高虎城は23日、台湾側が両岸貿易サービス協定を早く承認し効力を発生させるよう希望する、そうでなければ立ち上がりは早いがその後が遅いどころではなく、もう間に合わなくなる恐れがあると表明した、発言人はこれについてどう考えるか? 第二の質問、あなたは民進党が最近提出した新板「両岸協議監督条例草案」をどう見るか?

安峰山:両岸サービス貿易協定に関して、我々は既に何度も態度を表明してきた。両岸協議・交渉の基礎は傷つけられてはいけない、両会が権限を委任されておこなった協議と調印された協定の正統性は守られなければならない(两岸协商谈判的基础不能受到损害,两会受权协商和所签署协议的权威性应该得到维护)。両岸サービス貿易協定が台湾において長期にわたって引き延ばして決定されず、遅々として効力を発生させることができないことは正常ではなく、最大の損害を受けるのは台湾の産業界と普通の民衆だ。

第二の質問。大陸と台湾は同じく一つの中国に属し、両岸は「国と国」の関係ではない。我々は既に何度も表明してきた、両岸協議・交渉の基礎は傷つけられてはいけない、両会が権限委任され調印した協定の正統性(权威性)は守られなければならない。

中新社記者:李登輝は新しく出版した本の中で、「釣魚島は日本のものだ」と公言し、また「台独」の大風呂敷を広げた、お聞きする発言人はこれに対して何か論評はあるか?
https://www.youtube.com/watch?v=9Dj3cuJKgpE

安峰山:李登輝の新刊書の中は赤裸々な「台独」主張、売国の言行と植民地奴隷根性(殖民奴化心态)に満ち溢れ(充斥、貶し言葉)、またもや彼の頑なに「台独」を堅持する立場と、両岸同胞と中華民族に敵対する性根をさらけ出し、両岸同胞の強烈な譴責に遭った。

私が強調したいのは、1949年以来中国の主権と領土の一体性は未だ曾て分割されたことはない、大陸と台湾が同じく一つの中国に属する事実が未だ曾て変わったことはない。我々は「台独」分裂勢力がいかなる名義、いかなる形式であっても台湾を中国から分裂させることを絶対許さない。

台湾旺報記者:我々は蔡英文が既に一定期間公開で「九二共識」を否認していないことに留意している、彼女はまた現行の「憲政体制」の下両岸関係を推進すると表明している。お聞きする大陸側はこのような基礎の上で民進党と共産党の間の交流に青信号を出すか? 第二の質問、最近ある報道では大陸側はテレビ、ネットで今年の台湾「金馬奨」の実況を禁止するという、本当か?

安峰山:第一の質問、私は既に何度も明確に表明している、「九二共識」が両岸関係の平和的発展の礎だと、もし「九二共識」という海のおもりが揺らげば、両岸関係は必ず衝撃を受けるだろう。我々はまた何度も表明している、台湾のどの党派、団体を問わず、ただ「九二共識」の歴史的事実を承認しさえすれば、また両岸は同じくひとつの中国に属するという核心の意味さえ認めれば、我々はそれとの交流往来をしたい。

第二の質問、私は関連する具体的状況を承知していない。私が強調したいのは、大陸の関連主管部門の境外(香港、澳門、台湾のことは国外とは言わない方針のため境外という)のテレビ番組導入、放送についてはすべて法と規則によって処理される。

福建海峡衛視記者:台湾メディアの報道によると、最近大陸の台湾への観光の申請に並ぶ必要がない、甚だしくは定員割れの現象が出現しているという。本当か? 別に、島内の旅行業者は来台の観光客がずっと減ったままではないかと心配している、それゆえ蔡英文に約束の履行を要求している、これに対して何か論評はあるか?

安峰山:台湾への観光客の人数の変化は市場の趨勢により、主に観光業者と観光客の意志で決まる。我々は大陸の台湾への観光が健全に秩序よく発展する環境が守られ、大陸観光客の正常な権利が重視と保証されるよう希望する。その次に両岸関係形勢の発展と両岸観光市場の需給の変化の情勢を見て処理する。

台湾TVBS記者:大陸観光客の乗り継ぎは2月1日正式に実施された、引き続いて更に(中国の)その他の都市を開放するのか? 予定はあるか? どのように効果利益を見込んでいるか?

安峰山:大陸観光客の乗り継ぎは2月1日から試験運用が実施され始めた、始めてまだ一ヶ月に満たない。次の段階は大陸観光客乗り継ぎ試験運行の実際の状況及び両岸関係情勢を見て決定する。

人民政協報両岸経合週刊記者:2008年から両岸産業架け橋事業が始まった、企業の中には5月20日以降両岸産業架け橋事業が継続されるか心配している所がある、説明してほしい。

安峰山:近年来、両岸関係の平和的発展の背景のもと、両岸の関連機構は毎年両岸産業界の交流活動を開催してきた。次の段階の手配については、現在両岸関係部門が関連事項について連携を保っている。

福建東南衛視記者:お聞きする国台弁副主任陳元豊が数日前訪台したことと将来の国共交流とは何か関係はあるのか?

安峰山:陳元豊副主任は春節期間を利用して、ここ数年の慣例に基づき、台湾へ古い友人を訪ねて行った。国共交流問題に関しては、先ほど私が明確に表明した、我々は国共両党が「九二共識」堅持と「台独」反対の共通の政治的基礎の上に、両岸関係の平和的発展を守り推進し両岸民衆に幸福をもたらすため、共に努力することを継続するよう希望する。

台湾聯合報記者:あなたは今「九二共識」が両岸の政治的基礎だと言った、お聞きする5月20日前に大陸と民進党の間で第二のルートを通して対話をし、双方が受け入れられる妥協点を探るかどうか?

安峰山:我々の民進党に対する政策は一貫して明確だ。さっき強調したように、「九二共識」を堅持し、「台独」に反対することは両岸関係の平和的発展推進の政治的基礎だ。台湾のいかなる党派と団体であろうとも、ただ「九二共識」の歴史事実を承認することができ、両岸は一つの中国に属するという核心の意味を認めさえすれば、我々はそれとの交流往来をしたい。

人民日報記者:お聞きする、大陸は両岸貨貿協議の後続の話し合いにどのような態度で臨むか?

安峰山:「九二共識」堅持の基礎の上、両岸商談団体は2011年3月から貨物貿易協議について既に12回の業務交流を進めた。次の段階の商談については、現在双方が意思疎通を行っている、近いうちに結果が出るだろう。

台湾東森電視台記者:最近ある台湾の「立委」がいくつかの国際舞台で「中国大陸」を「中華北京」に改称するよう希望した、彼はこのように台湾は矮小化されるはずがないと言った。大陸はずっと両岸青年交流を推進してきたが、一部の台湾の若者は逆に比較的「独立」の状況に向かっている、これについてどう考える?
立院質詢處女秀 林昶佐:我立場是台獨 https://www.youtube.com/watch?v=eL4-aCKED7Y



安峰山:まず、我々の「台独」分裂に反対する立場は断固として揺るぎない。台湾の対外交流問題に対して、国際舞台での台湾に関する問題に対して、我々の立場は一つの中国の原則で一貫して、明確に処理している。両岸青年交流の問題に関しては、多くの原因によって、現在島内の一部の民衆特に青年世代は大陸と両岸関係に対して少し混乱した認識があるかもしれない、我々は誠意、善意と身内の情で両岸の心理的距離を近づけ、魂の結合を実現したい。我々はまた両岸各分野の交流を強化し、両岸協力を拡大し、両岸関係の平和的発展を通して両岸民衆特に青年世代の相互理解と感情の交わりを増進して、彼らの両岸関係に対する正確な認知を深め、両岸は一つの家族だという民族感情を通わせるよう願っている。
https://www.youtube.com/watch?v=tM1nZ8sl85w

福建海峡導報記者:以前国台弁と国家開発銀行は両岸経済発展の協力を促進する協定に調印した、お聞きするこの協定は大陸の台湾資本企業の発展を含む両岸経済発展に対してどのような実質的な助けになるか?

安峰山:国台弁と国家開発銀行は2月5日北京で「両岸経済融合発展の協力促進協定」に調印した。これは国台弁と国開行の第三次協力であり、また新しい情勢のもと両岸経貿協力を助けるもうひとつの力強い措置だ。我々はこの措置が両岸金融交流協力を推進し、両岸経済の融合発展を促進するために積極的な働きを発揮すると信じている。関連状況はメディアが既に報道している、どうぞ参考にしてください。

中国国際広播電台記者:新年早々台湾南部で発生した地震は大陸民衆の心に影響を及ぼし、習近平総書記及び大陸各界はみな注目している、大陸側がいかに台湾島内に向かって思いやりを送り届けているか紹介してほしい。

安峰山:2月6日早朝台湾南部で発生した6.7級の地震は多くの死傷者と財産の損失をもたらした。習近平総書記、李克強総理は講話を発表し、被害に遭った同胞に深い哀悼の意を表し、負傷した同胞に慰問の意を表した、また各分野での協力の提供をしたいと表明した。

大陸の社会各界はこれに対してみな注目して、続々と慰問救援の意を表し、また積極的に寄付援助をした。初期の統計によると、現在寄付総額は既に2000万人民元を超えた。関連具体状況はこれまで両岸のメディアが大量に報道している。

天災は非情だが、同胞には愛がある。我々は衷心より被災した台湾同胞が一日も早く震災の傷を癒して家郷を再建できるよう祈っている。

台湾中天電視台:報道によると、大陸は西沙(パラセル諸島)の永興島(ウッディー島)に戦闘機を配備し、大陸は南シナ海全体のバランスを変えるのかという台湾の心配を引き起こした、これに対して応えることはあるか?

安峰山:外交部がこの前既に関連問題について我々の厳正な立場を表明した。

謝謝皆さん。今日の発布会はここで終わる、次回また会いましょう。

  
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