国務院台湾事務弁公室新聞発布会集録(2016-3-30)(全文)

国務院台湾事務弁公室新聞発布会集録(2016-3-30)
http://www.gwytb.gov.cn/xwfbh/201603/t20160330_11423447.htm 
注意! 中国共産党は中国と台湾が実質的にそれぞれ別の国になっていることを否定するため台湾(中華民国)を「台湾地区」「台湾島」等と言って国家扱いしなかったり中国を台湾に対する本土という意味で「大陸」(これは国民党も同じ)等と表現します*がここでは原文どおりの表現を使っています。またこの記者会見のテキストでは中国寄りの質問しか掲載されていません。また中国共産党と国民党が主張する「九二共識」は李登輝元総統ら当時の関係者はでっち上げだと否定しています。日本李登輝友の会
*)http://www.takefoto.cn/viewnews-679682.html


3月30日午前10時、国台弁(国務院台湾事務弁公室)は新聞発布庁で定例新聞発布会を挙行した。発言人安峰山は最近の両岸の注目の問題について記者の質問に回答した。

安峰山:記者の皆さん、おはようございます。皆さんが国台弁の定例新聞発布会に出席したことに感謝します、今日の新聞発布会は私が主催します。以下皆さんの質問を歓迎します。

新華社記者:現在台湾関係部門は「両岸協議監督条例草案」を審議している、台湾の世論の中には、もしこの条例が通過すれば大陸側の示した善意に対立するものになると考えるものもある、お聞きする大陸側はこれに対してどのような態度を取るか?

安峰山:我々は既に何度も表明してきた、両岸協議・交渉の基礎は損なわれてはいけない、権限を委任された両会が成立させた協定の権威は守られなければならない。凡そ両岸協議・交渉の基礎を破壊し、関連過程を妨害し、両岸関係発展に対して人為的に障害を設置するような行為には、我々は全て反対する。

央視海峡両岸記者:お聞きしたい、民進党が台湾地区2016選挙に勝利した後、現在国台弁と陸委会の間に打ち立てられた意思疎通連携メカニズムの運用状況はどうなっている?

安峰山:2014年、国台弁と陸委会は「九二共識」を堅持する政治的基礎の上に、両部門の責任者の会談を含んだ連携意志疎通メカニズムを打ちたて、両岸各分野交流協力推進のため積極的な働きを発揮してきた、現在、「九二共識」の基礎の上に打ち立てられたこのメカニズムはなお有効に運用されている。

香港中評社記者:洪秀柱女史は数日前国民党主席に当選し、国民党百年の歴史上で初めての女性主席になった、お聞きする、大陸側は近く洪秀柱が大陸を訪問するように招くか? 別に洪秀柱は国共論壇(フォーラム)を引き続き開催すると表明した、今年国共論壇を開催するか? 国民党は将来の両岸関係の中でどのような働きを発揮できるか?
国民党洪秀柱主席に共産党習近平総書記から祝電

安峰山:洪秀柱女史が中国国民党主席に当選した夜、習近平総書記は彼女に祝電を送り、洪秀柱主席はすぐに復電をした。双方は2008年以来両岸関係の平和的発展が得た成果、すなわち民族の大義を持ち続け、「九二共識」を堅持し、相互信頼の基礎を固め、交流を強化し、両岸関係の平和的な安定した発展を共同して守り、両岸同胞の幸せを増進させ積極的な共通認識を成立させたという成果を回顧した。

将来の両党プラットフォーム運用と各階層相互交流の具体的計画段取りについては、双方は更に意思疎通協議をし、積極的に推進し、両岸関係の平和的安定的発展と台湾海峡の平和と安定を共同で守る。

台湾東森電視台記者:少し前台湾側は太平島を開放して外国メディアに取材させた。大陸側はどう見るか?
南シナ海・太平島に海外メディア招待 馬総統「百聞は一見にしかず」中央社

安峰山:我々の南シナ海問題での基本的立場は明確で、一貫している。中国は南シナ海諸島及びその付近の海域に対して議論の余地のない主権を有している。両岸は同じく一つの中国に属し、両岸同胞は皆国家主権と領土の一体性を守り、中華民族全体の利益と根本利益を守る共通の義務がある。

中新社記者:ある台湾メディアの報道では、数日前馬英九が中華青年交流協会二十周年で祝辞を行っている時、国台弁の人間が会場にいた、或るメデイアはこれは両岸交流の新しいやり方となるのではないかとした、お聞きするそのように考えていいか?

安峰山:当時の実際の状況は活動に出席した時国台弁の人員は台湾側の関係者と同時に会場にいたわけではない。我々の両岸交流活動に対する政策と関係するやり方は一切変わっていない。

福建海峡導報記者:お聞きする、大陸側は引き続いて、台湾の商人や企業を「十三次五カ年」計画の中に更に参加させ、両岸同胞に「十三次五カ年」の発展の好機と利益を分かち合うようにさせるのにどのような措置をするか? 第二の質問、第二十回「台交会」は来月厦門で開催される、今回の「台交会」の特色と現在の準備状況を紹介してください。
http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2016-01/12/content_37557895.htm

安峰山:第一の質問に関して、「十三五」計画大綱は「十三五」期間(2016~2020)の大陸経済と社会発展の指導思想、主要目標、発展理念と重大措置を明確にしている。この先5年、大陸は革新、協調、グリーン、開放、共有の新発展理念に基づき、経済発展「新常態」(ニューノーマル)に適応し、発展を堅持することを第一の重要な任務とし、総需要を適度に拡大すると同時に、構造改革特に供給側の構造改革を加速させ、中高速成長を維持し、中高度水準へと向かう。「十三五」計画の中には、台湾側が利用できる歴史的機会が秘められており、両岸は協力理念と方式を革新し、共存共栄の方式で両岸経済協力を深め、両岸同胞の利益と幸せを増加させなければならない。

第二の質問、「台交会」は既に数多く開催されて、両岸経済交流と協力推進の面で積極的な働きを発揮してきた。今回の具体的状況については、あなたが福建の関係部署に聞くか或いは「台交会」のホームページを通して調べてはどうか。

中国国際広播電台記者:報道によると、台湾の時代力量は数日前「公投法修正草案」を提出し、「公投」の提案敷居を下げると言った、これに対して何か論評は有るか?

安峰山:我々は関連報道に留意している。その党の立場は皆はっきりわかっている。我々はいかなる勢力でも所謂法律改正に名を借りて、「台独」分裂活動を簡単にする門を開けることに断固反対する。台湾のある勢力が再三この種のやり口を弄し、台湾海峡の平和と安定を破壊し、両岸関係発展を妨げることに対して、両岸同胞は強く警戒しなければならない。

台湾「旺報」記者:蔡英文民進党主席は数日前中国時報の単独インタビューを受けて、「5・20」の前に大陸側が更にもっと善意を示せるよう希望すると言った。大陸側はこれに対して何か論評はあるか? 第二の質問、最近台湾「法務部長」羅瑩雪が大陸を訪問した、我々が比較的注目していることをお聞きする双方は台湾重大経済事犯での犯人引き渡しについて共通認識を成立させたか?
http://www.chinareviewnews.com/doc/1041/7/5/4/104175460.html?coluid=0&kindid=0&docid=104175460&mdate=0329111531
自由談》羅瑩雪妳去中國衝啥 自由時報

安峰山:第一の質問、国台弁張志軍主任は数日前台湾記者の取材を受けた時既に我々の立場態度を表明した。張志軍主任は表明した。大陸側の善意はもうはっきり言っている、「九二共識」の堅持が我々の原則であり、また我々の善意である。「九二共識」に対する態度及び両岸の性質をどのように認定するかが善意があるかないかの試金石と基準だ。両岸関係の性質をはっきりと言ってこそ、両岸関係の未来をはっきりと見ることができるのだ。

第二の質問、羅瑩雪女史の今回の来訪は「海峡両岸共同犯罪取り締まり及び司法互助協定」の枠組みの下で業務交流を進めるためだ。最高人民検察院両岸司法互助協定連絡人の招きに応じて、羅女史は協定の台湾側総顧問の名義で、一行10人の団を率いて3月28日から4月1日まで北京、上海を訪問する。期間中大陸側の警務司法主管部門、教研機構と業務学術交流を進め、また上海市自由貿易区、未成年人管教所等を訪問する。両岸関係部門は現在の協定の双方最も注目している電信詐欺の共同での取り締まり、麻薬犯罪、及び大陸居民が騙しとられた財産返還等の執行について意見を交換した。

福建厦門衛視記者:台湾メディアの報道によると、台湾観光業者は今年の大陸観光客の台湾観光による観光収入は始めてマイナス成長になるのではないかと予想している、あなたは将来の大陸観光客の台湾観光の状態はどのようになると予想するか? 第二の質問、福建自由貿易区は成立して一年近くになる。この先一年、国台弁は厦門自由貿易区が更に多くの便利な措置を実施し台湾食品或いはその他の産品を輸入するよう支援するか?

安峰山:第一の質問に関して、大陸居民の台湾観光問題について、我々は既に何度も説明し、我々の立場と態度を表明した。
国務院台湾事務弁公室新聞発布会集録(2016-2-24)(全文)

第二の質問に関して、我々は一貫して福建と厦門の自由貿易区が場所的優位性を利用して台湾との経貿交流協力関係を発展させるのを支持してきた。

台湾TVBS電視台記者:パナマ運河拡張工事は6月に完成終了する、パナマ政府は両岸の指導者を式に招待した、これに対する大陸側の態度はどういうものか?

安峰山:外交部は既にこれについて我々の立場を表明した。謝謝。

福建東南衛視記者:数日前開催されたボアオ・アジア・フォーラムで、台湾両岸共同市場基金会栄誉理事長蕭万長が、政党交代は台湾の常態だ、これによって両岸関係に障害を与えてはいけない、と表明した。あなたは「5・20」以後の両岸の経貿協力の状態をどのように予想するか?

安峰山:李克強総理がボアオ・アジア・フォーラムで蕭万長先生に会った時、既に我々の立場態度を表明した。「九二共識」は両岸関係の平和的発展の礎だ。両岸の平和的発展の鍵は、「九二共識」の歴史的事実を承認し、両岸は同じく一つの中国に属するという核心の意味を認めるところにあり、この政治的基礎を守り堅持することによってのみ、両岸関係は安定して発展するのだ。我々の台湾にに対する大方針は明確で、一貫している。我々は引き続き「九二共識」というこの共通の政治的基礎を断固維持し、「台独」分裂活動に断固反対し、両岸関係の平和的発展を継続推進し、両岸各分野の交流往来を継続促進し、両岸民衆に幸せをもたらすだろう。

中国台湾網記者:丙申年清明公祭軒轅黄帝典礼が開催されようとしている*、関連状況を紹介してください。
*)どう見ても中華民族の神話上の祖先を祀る「一つの中国」を意識した思想戦の一環の行事。中共は儒教や宗教を手段としてよく利用する、都合が悪くなれば当然非難する。
清明公祭轩辕黄帝典礼 海内外万人共祭 youtube
總統遙祭黃帝陵 引爆藍綠戰火 youtube

安峰山:丙申年清明公祭軒轅黄帝典礼が4月4日清明節に陜西省黄陵県黄帝陵で盛大に開催される。今回の典礼活動は国務院台湾事務弁公室、国務院僑務弁公室と陜西省人民政府の共同主催で、「故人や先祖を偲び、文明を継承する」主旨で、公祭軒轅黄帝典礼及び系列の交流活動をきっかけとして、中華の優秀な伝統文化を伝承宣揚し、中華子女の民族の誇りを奮い起こし、民族の凝集力を強める。中国国民党元副主席詹春柏、新党主席郁慕明等の台湾知名人士及び台中、新北、南投等の県市末端民衆200人以上も公祭典礼に一緒に出席するだろう。

人民日報記者:両岸貨貿協議は「5・20」の前に話し合われる可能性は有るか? もし民進党の「九二共識」に対する態度が変わらなければ、「5・20」の後貨貿協議は再び話し合いはおこなわれるのか?

安峰山:我々はこの前既に説明した、「九二共識」の基礎の上に、両会の話し合いの団体は既に貨物貿易協議について十二回の業務意思疎通を進め前向きな進展を得た。この過程の中で、大陸側は我々の最大の善意を表した。次の話し合いについては、両岸関係情勢の発展と双方の意思疎通状況によって決める。

人民政協報両岸経合週刊記者:両岸各種制度化協商は「九二共識」の基礎の上に進んでいる、もし「5・20」以後、台湾当局の新指導者が「九二共識」を承認しなかったら、両岸制度化協商が影響を受けるのは必然か?

安峰山:「九二共識」は両岸関係の平和的発展の政治的基礎だ、「九二共識」というこの歴史事実を承認し、その核心の意味を認めることによってのみ、両岸関係は平和で安定した発展を維持できる。もしこの政治的基礎が損なわれれば、両岸関係の平和的発展の各分野の成果はみな影響を受ける。

香港大公報、大公網記者:もし台湾当局の当選した新指導者が「5・20」の時彼女自身のやり方で両岸は同じく一つの中国に属する或いは両岸は「国と国の関係」ではないと認める表現をしたら、両岸首脳会談をまた開催できるか?

安峰山:去年の両岸首脳会談の基礎と内容は皆わかっている。「九二共識」は両岸関係の平和的発展の政治的基礎だ。「九二共識」の歴史事実を承認し、両岸は同じく一つの中国に属するという核心の意味を認めさえすれば、台湾のどの党派団体を問わず、以前何を主張したかを問わず、我々はそれと交際したい。

広東深セン衛視記者:台湾側は今日馬英九と蔡英文が非公開の会談を行う。馬英九の任期はもうすぐ終わる、お聞きする、馬英九の任期期間両岸関係の政策決定に対してどのように評価するか? 馬英九退任後両岸交流面とりわけ国共両党交際面での役割に対してあなたはどのように期待するか?

安峰山:台湾内部のことについては、私は論評しない。両岸関係については、2008年以来、両岸双方と両岸同胞は「九二共識」を堅持する共通の政治的基礎の上に、両岸関係の平和的発展の新しい情勢を切り開き、且つ一連の重要な成果を得て、両岸同胞にしっかりとした利益をもたらした。この点は両岸民衆の誰の目にも明らかだ。

台湾東森電視台記者:この前台湾で伝えられたところでは、台湾地区の新指導者蔡英文は元「立法院長」王金平を海基会理事長に任命する可能性があるという、あなたは民進党の指導者が国民党の人間を両岸の現在の架け橋に起用し始めると思うか? このようなやり方は善意があると思うか?

安峰山:仮定の質問には答えない。

中新社記者:台湾メディアの報道によると、最近41名の大陸漁民が東沙で作業中台湾の取り締まり人員に拘留された、国台弁はこれに対して何か論評はあるか?

安峰山:海協会は関連状況を知った後、直ちに両会緊急連携メカニズムを使い、海基会に問い合わせ、状況を確認し、同時に関係部門と協調して、この事件を適切に処理し、上述の漁民の生命財産の安全を保証し、迅速に人と船を解き放つよう要求した。

謝謝皆さん、次回また会おう。

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