国務院台湾事務弁公室新聞発布会集録(2016-5-25)(全文)

国務院台湾事務弁公室新聞発布会集録(2016-5-25)
http://www.gwytb.gov.cn/xwfbh/201605/t20160525_11466675.htm
注意! 中国共産党は中国と台湾が実質的にそれぞれ別の国になっていることを否定するため台湾(中華民国)を「台湾地区」「台湾島」等と言って国家扱いしなかったり、「」をつけたり、中国を台湾に対する本土という意味で「大陸」(これは国民党も同じ)等と表現します*がここでは原文どおりの表現を使っています。またこの記者会見のテキストでは中国寄りの質問しか掲載されていません。また中国共産党と国民党が主張する「九二共識」は李登輝元総統ら当時の関係者はでっち上げだと否定しています。日本李登輝友の会
*)http://www.takefoto.cn/viewnews-679682.html


5月25日午前10時、国台弁(国務院台湾事務弁公室)は新聞発布庁で定例新聞発布会を挙行した。発言人馬暁光は最近の両岸の注目の問題について記者の質問に回答した。

新華社記者:大陸は蔡英文の「5.20演説」は「満足ではないが、我慢はできる」と考えるか?、「その言を聴きてその行いを観る」かどうか?

馬暁光:中共中央台湾工作弁公室、国務院台湾事務弁公室の責任者が5月20日発表した当面の両岸関係についての談話*がわれわれの厳正な立場を明確に表明している。
*) 中共中央台湾工作弁公室、国務院台湾事務弁公室の責任者は当面の両岸関係について談話を発表 新華網
http://jp.xinhuanet.com/2016-05/20/c_135375542.htm

台湾当局新指導者の5月20日の演説は、両岸同胞が最も関心を寄せる両岸関係の性質というこの根本問題に於いて曖昧な態度を取り、「九二共識」の承認とその核心の意味を明確には認めることをせず、両岸関係の平和的安定的な発展を確保する具体的な方法を提出しなかった。私が強調しなければならないのは、大陸と台湾は同じく一つの中国に属し、両岸は国と国の関係ではないということだ。両岸関係の根本性質に関わる原則問題は回避することのできない「必ず回答すべき問題」なのだ、そこにはいかなる曖昧さもない。

まさしく国台弁責任者の談話が指摘したように、道の選択の違いによって違った未来が決定する。一つの中国の原則を体現する共通の政治的基礎を守るか、「二国論」と「一辺一国」の「台独」分裂主張を推進するかとは、継続して両岸関係の平和的発展の道を歩むか、或いは台湾海峡の緊張と動揺を引き起こす轍を再び踏むのかということであり、両岸同胞の愛着と幸せを増進するか、或いは同胞間の精神的紐帯を切り離し同胞の根本利益を損なうかということだ。これらの重大な問題の上に於いて、台湾当局は尚一層実際の行動で明確な答えを出し、また歴史と人民の検証を受けなければならない。

中央電視台記者:蔡英文は彼女の5月20日の就任演説の中で、何度も台湾は「新南向政策」を推進することを提示し、且つ台湾が将来多国間経済協力及び自由貿易交渉に参加でき、現在の単一市場に依存した状態から抜け出す事を希望した、発言人はこれに対して何か論評はありますか?

馬暁光:みなさんはまだ覚えているはずだ、李登輝と陳水扁のあの時代いわゆる「南向政策」を強行推進し、この類は政治的目的に奉仕するために、経済法則に合ったやり方に違反し、多くの台湾企業の利益に巨大な損害を与え、台湾の経済に悪い影響を与えた、殷鑑遠からずだ。

台湾側が地域経済協力に参加する問題については、もし一つの中国の原則を守ることができないのなら、政治的相互信頼も二度と存在しない、これに対して不利な影響をもたらすに違いない。もし国際的に「台独」分裂活動を進め、「2つの中国」、「一中一台」を行おうと企めば、その道は全く行くことはできない。

中新社記者:蔡英文は「5.20」就任演説の中で両岸の政権党は「歴史の重荷」を降ろし、良性の対話を展開し、両岸人民に幸せをももたらせなければならないと提案した、お聞きする発言人はこれに対して何か論評はあるか?

馬暁光:みんなは民進党の歴史に対してはっきり理解している。この党は「台独」の立場を堅持し、「台独」を主張する文書がある、これは民進党が自ら作った大陸と関係を発展させる障碍だ。明らかに歴史の重荷を下ろす必要があるのは紛れもなく民進党だ。

福建海峡衛視記者:数日前台湾立法機構は、全公民投票法を適用する事項に「領土変更案の複決」を加えるほかにも、新たに両岸政治協定は事前事後必ず全公民投票することによって国家間の文書交換を有効化できる規定を加えることを初回の審議で通過させるともともと計画していたが、後にまた暫時据え置いた、これに対して何か論評はあるか?

馬暁光:「台独」は台湾海峡の平和と両岸関係の安定と発展の最大の災いだ。「台独」を追求すれば台湾海峡の平和と安定は不可能となる。我々はいかなる勢力であっても所謂「法律修正」等の名目を借りて「台独」分裂活動を追求することに断固反対する。いかなる人間であろうとも我々の国家主権と領土の一体性を守る決心と能力を試す企てをしてはならない。

中国国際広播電台記者:蔡英文の「5.20」就任時全く明確には「九二共識」を承認しなかった、お聞きする大陸側は両岸の所謂「外交戦停止」の暗黙の了解を放棄するのか?
中国がガンビアと国交回復 台湾との「外交休兵」から一転 Sankei Business i

馬暁光:我々は一つの中国の原則で台湾の対外交流問題に対応し、国際的に「二つの中国」、「一中一台」と「台湾独立」の挙動を作りだすいかなる企みにも断固反対する。

一つの中国の原則は国際社会の普遍的な承認を得ている。もし国際的に「台独」分裂活動を進め、「二つの中国」、「一中一台」にしようと悪巧みをしても、実現は不可能だ。

香港中評社記者:台湾教育主管部門は最近2014年に通過した「教科書指導要領微調整」を廃止すると宣言した、これに対して何か論評はあるか?

馬暁光:今私は皆さんに中共中央台弁またの名を国務院台弁責任者の5月20日発表の談話を再度話したところだ。その中ではっきり話している、選ぶ道によって違った未来が待っている。もし民進党当局が、後にある種の選択で自己の「答案」を書けば、それによって生じた結果は引き受けなければならない。

福建海峡導報記者:報道によると、台湾当局は126名の「ひまわり学生運動」参加者への告訴を撤回する、2014年「ひまわり学生運動」のメンバーはかつて海峡両岸サービス貿易協定に反対するため台湾の立法機構を占拠した。お聞きする、国台弁は台湾新当局が開始早々このようにすることに対してどう評価するか?

馬暁光:我々は、台湾島内でこのような処理方式は台湾社会の現在と未来に対してどのような影響をもたらすか疑問を持つ世論があることに留意している。

福建厦門衛視記者:第八回海峡論壇は来月11日厦門で開催される、現在の最新の準備状況を紹介してください。

馬暁光:第八回海峡論壇各項目準。備作業の現在の進展状況は順調だ。論壇は6月12日開催される。

今回の論壇は「民間交流を拡大し、融合発展を促進する」ことを主題とし、「一般的、草の根的、広範性」の特徴を継続して示し、各活動は更に両岸青年と末端民衆の関心と求めに近づく。

一つ、両岸青年と末端民衆が共通して関心を持つ就業、創業、民生サービス等の議題に関して活動を計画している、例えば「楽業両岸、創享未来」の青年創業の先頭を走る者を集め、台湾の専門的な人材連結等の活動を新たに増やして開催し、台湾青年が福建省に来て就業するために基盤を提供し、経路を開き広げる。

二つ、福建自由貿易試験区建設、海上シルクロード中核区建設等の主題に関して、両岸同胞が発展の機会を共有するよう促進する。両岸シンクタンク論壇、海峡金融論壇、共同故郷論壇等の活動を開催し、両岸関連業界、町村の交流協力を展開を推進し、共に享受共に管理等の問題を検討する。

三つ、相互交流し分かち合う体験式交流に力を入れる。論壇大会は両岸有名青年実業家の対話の部分を新たに増やす。同名の村、祖先の土地の文化と特色ある町村連結等の活動は、台湾青年、農民、宗族親戚等が同名同宗の村、台湾青年創業基地、農民創業園等の場所に入って体験交流するよう招く。一般労働者論壇は両岸民間発明創造を展示し、また技能大会と技術イノベーション交流を展開する。婦女論壇は両岸青年女子大学生を集めて同じ舞台で競技する。公益論壇は台湾青年学生が班に分かれてコミュニティーに入り当地の青年と交流ボランティア作業をする経験を計画している。

記者の皆さんが取材に行くのを歓迎する。海峡論壇ニュースセンターは5月10日から31日まで記者の申し込みを受け付ける、申し込み情報については海峡論壇公式サイトに入って調べてください。

福建東南衛視記者:馬英九は既に退任した、お聞きする大陸側は馬英九のこの八年来両岸関係面においての成果に対してどう評価するか? 彼を大陸に招くか? 第二回「習馬会」はあるか? 謝謝。

馬暁光:2008年以来、両岸双方は「九二共識」を堅持し、「台独」に反対する共通の政治的基礎の上に、両岸関係の平和的発展の情勢を切り開き、両岸各分野交流協力を推進し、両岸同胞の親戚の情と幸せを増やし、台湾海峡情勢の平和と安定を保持し、両岸関係に1949年以来最も良い情勢を出現させることができた。特に双方の共同の努力の下、両岸首脳が66年越しに初めて会った、両岸関係の発展過程の中で歴史的節目の意義がある。馬英九先生は台湾当局指導者として、このために努力を払い、貢献をした。

両岸関係の平和的発展の情勢は手に入れるのは簡単ではない、両岸同胞によって共同で守られなければならない。我々は両岸関係の平和的発展に関心を持ち支持する見識のある人が以前通り積極的な働きを発揮でき、知恵と力で貢献するよう楽しみにしまた希望している。

台湾中国時報記者:台湾側は大陸側が国台弁と陸委会また海協会海基会の意思疎通協議メカニズムを中断し、23日はまた台湾に対して輸入する柑橘類果物は検疫を強化すると公表したことに留意している。両岸投資保証と促進協定は現在失効の恐れがあるのか? 台湾企業の権益維持はもはや継続は無いのか? このほか、両岸が調印した23の協定は失効するのか?

馬暁光:1992年11月、海協会と台湾海基会は権限を与えられ各自口頭で海峡両岸はどちらも一つの中国の原則を堅持すると表明する共通認識を成立させた。2008年5月、両会は文書電話のやりとりを通して、「九二共識」を確認した後、双方は連系往来と協議・交渉を回復させた。8年来、両会は次々と23の協定に調印し、両岸民衆の利益幸福を増進し、各分野の交流協力を促進した。これにより、これらの成果を得たことはすべて双方が「九二共識」を堅持する基礎と切り離せないと見て取れる。一つの中国の原則を体現する政治的基礎をはっきり認めることだけが、両岸の制度化された往来の成果を確保することに影響を及ぼさずにすむ。

あなたが提起したいくつかの案、例えば投資保護協定について言えば、皆さん知っているように、早くも1994年、我々は「台湾同胞投資保護法」を制定し、後に両岸はまた投資保護協定に調印した、我々の台湾企業の権益に対する保護は一貫して、明確で、変わらない。

台湾から輸入する柑橘類検査検疫に関する問題については、私が知っている範囲では、今年の2月以来、大陸の検査検疫部門は何度も台湾が大陸に輸出する柑橘類の果物の中から柑橘潰瘍病菌を抜き取り検出した、この種の病菌は大陸が注目している検疫性有害生物だ。皆さんご存知のように、柑橘の栽培は大陸の重要な果物産業のため、大陸の品質検査部門はこの種の有害生物が貨物を通して大陸に入るのを防ぐため、各港に警告通報を発表した。この措置の目的は大陸の生態安全と農業生産の安全を保護することだ。

台湾中天電視台記者:WHAに対して、台湾側は所謂書面の「抗議書」を手渡す可能性がある、大陸は受け入れられるか? 別に、双方は過去の慣例に従い会談するか?

馬暁光:我々は既に何度も強調してきた、台湾側の世界保健機構総会参加は一つの中国の原則の下での特別な取り決めだ。

台声雑誌記者:最近台湾当局「行政院」発言人童振源は、「沖ノ島」は「礁」か「島」かの問題に対して、台湾は法律上いかなる特定の立場も取らないと表明した、これに対して発言人は何か意見はあるか?

馬暁光:外交部が既に沖の鳥礁の問題について立場を表明した。台湾同胞は我々の骨肉を分けた兄弟だ、我々は過去同様に両岸漁民の関連海域での合法権益を守るだろう。

台湾旺報記者:この前国台弁は蔡英文の5.20演説に回答した中で「未完成の答案」と言った、外界は「追試」をする必要があると解読した、お聞きしたいこのような「追試」の時間はおおよそどれくらいあるのか? 「その言を聴きてその行いを観る」時間はどれくらいあるのか? 別の質問、最近ある一人の少将の位の国台弁の元指導者が提起して、台湾問題解決に時間表はないが、しかし緊迫感が必要だと言った、彼はまた2049年前には台湾問題を解決するかもしれないと言った、お聞きするこれに対してどんな評価をするか?
王在希:要解决台湾问题 所剩时间无几http://www.kunlunce.cn/ssjj/guojipinglun/2016-05-25/100328.html

馬暁光:あなたの質問は、私は一つの質問として回答したい。我々は個人の言論に対して論評しない。中共中央台弁、国務院台弁責任者は5月20日の談話で、既に我々の厳正な立場を表明した、みなさんどうぞ了解してください。

香港鳳凰衛視記者:第一の質問、蔡英文は「5.20」の演説の時に両岸事務を処理する拠り所の一つは「両岸人民関係条例」だと特に提示した、私はお聞きしたいんだが国台弁がこれに対してどのような回答をするか? 第二の質問、我々が留意しているのは、蔡英文当局が「駐米代表」というような呼称に対して既に「駐米大使」に転換し、WHAの場を含み彼らは所謂「主権抗議」を提出するかもしれないということだ。このように国際舞台で頻々と発生する問題に対して、国台弁の意見は?

馬暁光:第一の質問、この説明は皆さんも、台湾当局新指導者がただ台湾側の現行の規定された立場を重ねて表明しただけで、依然両岸関係の性質のこの根本問題を回避していると気づいている。もし現有制度化往来メカニズムと両岸関係の平和的発展の成果を確保し影響を受けないようしたいのなら、必ず大陸側と一つの中国の原則を体現する共通の政治的基礎を確認しなければならない。

第二の質問、国際社会は普遍的に一つの中国政策を遂行している。台湾のアメリカでの機構とその責任者の身分、地位ははっきりと定義されている。我々は国際的に「二つの中国」、「一中一台」と「台湾独立」を作り出すいかなる行動にも断固反対する。

台湾東森電視台記者:5.20前、「小三通」の多くの台湾商品は福建税関の差し押さえに遭った。現在蔡英文は5.20演説の中で「九二共識」を認めなかった、「小三通」はこれにより中断されるのか?

馬暁光:あなたが言った所謂「差し押さえ」の状況は、私は承知していない。ただ私が今話してきた2008年以来両岸の制度化された往来と各面での得られた成果はみな一つの中国の原則を体現した「九二共識」を堅持する基礎の上に打ち建てられた、これらの成果に影響を与えないためには、この共通の政治的基礎を確認することしかないのだ。

今日の発布会はここで終わる、皆さんの参加に感謝する。

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