蔡英文総統が天安門事件に対して所感を発表

蔡英文総統のFacebookから


台湾の多くの書店の棚には、中国大陸関連の素晴らしい本がたくさん並んでいる。対岸から来た多くの友人たちは、これらの本棚の前で立ち止まるはずだ。多くの場合彼らは中国では見ることのできない真実の中国だと考える、そこでチャンスを手に入れた彼らは、世界はどう中国を取り扱っているか切実に知りたいと思う。

総統選挙期間のテレビ討論で、海外の中国留学生はネットを通して候補者たちの討論の様子を見た。彼らはこのような公共事務を決定するやり方を新鮮に感じている。私個人の多くの選挙戦の行程の中でさえ、常に中国大陸、ホンコン・マカオから来た友人が人混みに隠れているのを見た。彼らは台湾の民主選挙に対して好奇心いっぱいだ。多くの友人たちは自ら体験した後、民主は実際は恐ろしいものではなく素晴らしい愛すべきものだと発見する。

もし私に機会があれば、私はこれらの友人たちに言いたい、今日の台湾民主の素晴らしさは、実際は艱難辛苦の道を歩んできた果てだ。違う国家には違う民主化の道があるが、しかし、民主は天から降ってくることはない、また民主と人権の普遍的価値は人民の努力を通してのみ勝ち取られるものだ。この二点は全ての民主国家に共通する点だ。

私は中国大陸もまた例外ではないと信じる。今日は六月四日、27年前、北京で天安門事件が発生した。多くの人がこれにより家族を失い、多くの人がこれにより改革に対して失望し、また多くの人が故郷を離れざるを得ず海外に亡命した。これらは、台湾でも曾て経験したことだった。27年前、テレビの前であの画面を見ていた台湾人一人一人が、皆心の中で我が身のように感じることができた、これは一体なぜか。それは私達も同じ道を歩いてきたからだ、私達は天安門広場の学生の民主と自由に対する渇望を誰よりもはっきりと体感できた。

総統として、私は対岸の政治制度に対してあら探しをしたいわけではなく、誠心誠意対岸と台湾民主化の経験を分かち合いたいのだ。今日の中国大陸の経済成長の結果は誰の目にも明らかだ。対岸の政権党の努力の下、中国人民は確かに以前よりも良い物質生活を手に入れた。この点は誰も否定はできない。しかしまた中国大陸内部の政治と社会が転換の圧力に直面していることも誰も否定はできない。もし対岸が中国大陸人民に更に多くの人権を与えることができたら、世人は中国大陸に更に多くの尊敬を与えるだろう。

今が過去を正視する時、今がまた未来に向かう時だ(原文は這是正視過去的時刻,這也是邁向未來的時刻)。中国大陸は改変しつつある。改変はまた執政当局の知恵を試験している。あの書店の中で別の視点を探す人民を大切にし、あの民主生活を体験した留学生を大切にする。彼らはおそらく中国を更に前進させる人たちのはずだ。

六四を両岸の間の永久に口に出せない悩み事にしてはいけない。中国人民の過去の痛みはただ対岸の政権党だけが溶解させることができる。私の責任は、台湾人の民主人と自由人としての身分を保ちながら、平和的、安定的、一致した予測のできる両岸関係を構築することだ。いつの日か民主と人権に対する意見が両岸の間で一致に向かうことを希望する。


去年の6月4日馬英九総統は公式の総統府新聞稿で天安門事件の所感を発表した。馬英九総統、六月四日に所感を発表 今年は蔡英文総統はFacebookで非公式な所感だった、内容は去年の馬総統とあまり変わらないが、馬総統は例によって九二共識を持ち出している。
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