国務院台湾事務弁公室新聞発布会集録(2016-6-15)(全文)

国務院台湾事務弁公室新聞発布会集録(2016-6-15)
http://www.gwytb.gov.cn/xwfbh/201606/t20160615_11483731.htm
注意! 中国共産党は中国と台湾が実質的にそれぞれ別の国になっていることを否定するため台湾(中華民国)を「台湾地区」「台湾島」等と言って国家扱いしなかったり、関連単語に「」をつけたり、中国を台湾に対する本土という意味で「大陸」(これは国民党も同じ)等と表現します*がここでは原文どおりの表現を使っています。またこの記者会見のテキストでは中国寄りの質問しか掲載されていません。また中国共産党と国民党が主張する「九二共識」は李登輝元総統ら当時の関係者はでっち上げだと否定しています。日本李登輝友の会
*)http://www.takefoto.cn/viewnews-679682.html


6月15日午前10時、国台弁(国務院台湾事務弁公室)は定例新聞発布会を挙行した。発言人安峰山は最近の両岸の注目の問題について記者の質問に回答した。

新華社記者:関連報道によると、台湾陸委会責任者は何日か前(5月26日)メディアとの交流(お茶会)の時大陸は隣人だと言った、発言人は何か論評はあるか?
正式與媒體見面 張小月:陸是我們的鄰居 中央社

安峰山:大陸と台湾は同じく一つの中国に属し、両岸同胞は一家だ。両岸関係は国と国の関係ではない、それゆえ絶対に「隣人」関係ではない。

福建海峡衛視記者:台湾の世論の中に、両岸関係形勢に発生した変化と一連のニュース事件の拡大に連れて、今年になって大陸の民間に「反台」の雰囲気が出現したことは、重視されなければならないと考えるものが有る、これについて発言人は何か論評は有るか?
社論-正視大陸民間的反台情緒 中時電子報
「素珠之亂」發酵 白狼率百人聲討民政府 蘋果日報

安峰山:大陸と台湾は同じく一つの中国に属し、両岸同胞は一家だ、それゆえあなたが言うところの大陸の民間の「反台」感情は存在しない、ただ「台独」分裂勢力とその活動に反対する強烈な叫びが有るだけだ。

福建海峡之声広播電台記者:最近台湾海基会理事長の人選に関して多くの報道と論評があり、今後の両会の協議と連系メカニズムが如何に運用されるかについて皆が注目している、お聞きする大陸側はこれに対してどういう姿勢か?

安峰山:我々の「九二共識」の基礎の上に両岸の協議・交渉を推進するという主張と誠意は変わってはいない。両会の協議と連系メカニズムが維持できるかどうかの鍵は海基会海協会に向かって「九二共識」この一つの中国の原則を体現する政治的基礎を堅持することを確認する権限を授けられるかどうかにある。

香港中評社記者:馬英九は今日香港へ行き行事に出席しまた演説をする予定だった、しかし最後台湾当局に申請を断られた。理由は香港が敏感で危険度が高い地区に属しているからだった、お聞きするこれに対して何か論評は有るか?

安峰山:我々は関連報道に留意している。

中国台湾網記者:最近海峡両岸交流基地を増やしたということだが、あなたは関連状況を披露できるか?

安峰山:更に多くの両岸交流プラットホームを創り、両岸同胞により多くの歴史を回顧し、文化を体得し、身内の情を語り合い融合発展させる機会を与えるため、中共中央台弁、国務院台弁は最近既にある43箇所の海峡両岸交流基地の基礎の上に、安徽黄山、福建省晋江五店市伝統町区、三明尤渓朱熹誕生の地、南平武夷山朱子の故郷、遼寧張氏帥府博物館、天津天后宮等六つの海峡両岸交流基地を増設した。我々は台湾同胞と各界人士がこれらの交流基地に来て参観視察し、交流協力を展開するのを歓迎する。

中央電視台海峡両岸記者:あるメディアの報道で、台湾の「時代力量」党団が何日か前廃省と「一国両区」等の所謂「憲法修正」提案を提出した、発言人にお聞きするこれに対して何か論評は有るか?
18歲公民權修憲案 30朝野立委連署 自由時報

安峰山:いかなる形式の「台独」分裂活動でも、全て台湾海峡の平和と安定に対する公然たる挑発と破壊である。もし所謂「憲法修正」等の方式で台湾を中国から分裂させようと愚かにも企むものがあれば、ただ頭を割られて血を流すことを思い知るだけだ(原文は只会撞得头破血流)。

福建厦門衛視記者:第八回海峡論壇である台湾の参加者が、大陸は更に台湾に対する少額貿易を拡大開放ーその中には少額貿易の金額を上げることや、更に多くの港を開放することなどを含むーするよう建議した、お聞きする大陸側はこれに対してどういう姿勢を取るか?
台商盼:小額貿易金額再提高 聯合報

安峰山:台湾に対する少額貿易は両岸貿易の有益な補完部分であり、長い間両岸の直接通商推進に対して重要な働きを発揮してきた。目下、台湾に対する少額貿易はその高速、便利簡単な特徴さによって、両岸農産品貿易促進、大陸の台湾資本企業の生産経営に服務し、両岸末端民衆の交流を便利にする等の面で依然独特、積極的な働きを発揮している。関連部門が関係する意見を重視し、少額貿易を健全に平和的安定的に発展させることを積極的に考慮し、両岸民衆の経済貿易交流を更に緊密にすると信じている。

台湾聯合報記者:目下陸委会と国台弁、海基会と海協会の間の意思疎通は基本的に中断している、しかし民進党政府はツートラック交流を始めたがっている、お聞きする大陸側はツートラック交流を進めたいか? 過去陳水扁政府の時期、海基会、海協会協議が中断した時、双方は準公式協議の形式、所謂「澳門方式」を採用した、これは将来の可能性がある選択項目か? 第二の質問、最近「公民記者」を自称する洪素珠が国民党の老兵を大陸に帰れと嘲罵し、その様子をネット上にupした、国台弁のこの事件に対しての姿勢と見解をお聞きしたい。

安峰山:第一の質問、我々はずっと「九二共識」の重要性を強調している、それは一つの中国を体現し、明確に両岸関係の性質を定義づける、つまり大陸と台湾は同じく一つの中国に属しており、両岸は国と国との関係ではないということにかかっている、これが両岸関係の平和的発展の基礎だ。台湾当局の新しい指導者は今に至るも両岸関係の性質のこの問題の上でなお曖昧な態度を採っている、もし両岸現有の制度化交流メカニズムと両岸関係の平和的発展の成果を確保したいなら、必ず一つの中国の原則を体現する政治的基礎を確認しなければならない。

あなたの第二の質問、洪素珠事件に関して、我々はこの事件が各界に一致して譴責されたことに留意している。このことが発生した原因と背景については、確かにみんなが深く考えるに値することだ。

中国国際広播電台記者:何日か前、兪正声全国政協主席が海峡論壇開幕式で、両岸関係の平和的発展と台湾海峡の平和と安定を守るには両岸民衆の交流を引き続き拡大する必要がある、両岸関係の情勢がより複雑になるほど両岸民衆交流を強化しなければならない、と言った、お聞きする次にどんな具体的な民衆交流をするのか?

安峰山:両岸関係の平和的発展と台湾海峡の平和と安定を守る鍵は「九二共識」の政治的基礎を堅持し、「台独」分裂活動を制止し断固反対するところにあるが、同時に両岸民衆交流を引き続き拡大する必要もある。わかっているところでは、近日両岸民衆の間でまた文化、教育、青年、宗教等各分野で一連の交流活動を開催するだろう。

経済日報記者:近日ある台湾のメディアが報道で、最近大陸の観光ツアーの台湾訪問が激減し、且つ7月以後毎日台湾訪問の大陸観光ツアーの人数は減っていくと予想している、お聞きするこれに対する意見は?

安峰山:2008年以来、両岸関係の平和的発展の大きな背景のもと、大陸観光客の台湾訪問は持続して急速に健全に発展してきた。周知の通り、今年になっての島内情勢と両岸関係の大きな背景に変化が発生し、大陸業者と観光客の憂慮を引き起こし、そのため台湾への観光意欲の減退を引き起こしたのだ。台湾への観光の具体的状況の変化については、主要なのはやはり市場の行為で、企業と観光客の希望によって決まる。大陸の関連部門は大陸の観光客の台湾観光の定員を設定したことはまったくない、定員設定は台湾側の一方的なやり方だ。

深セン衛視記者:この前大陸側は蔡英文の答案は完成していないと言った、お聞きする、この一ヶ月の蔡英文の答案に対してどうか? 別にお聞きしたい、目下両岸の公式交流は中断している、国台弁は現在と将来の主要な活動の重点をどこに置くか?

安峰山:「九二共識」は両岸関係の平和的発展の礎であり、両岸の現行の制度化された交流メカニズムを確保し、両岸関係の平和的発展の成果が影響を受けないようにしたいなら、その鍵は一つの中国の原則を体現する政治的基礎を確認しなければならないということだ。

第二の質問、我々は「九二共識」の政治的基礎を継続して堅持し、「台独」分裂活動に断固反対して制止し、両岸の平和的発展を継続して推進し、台湾海峡の平和と安定を守り、各分野の交流協力を推進し、両岸同胞の利益と幸せを増進させる。

台湾旺報記者:最近台湾の大陸配偶者が身分証を取得できるまでの年限が6年からから4年に短縮される案が審議を通過した。これについて陸委会の主委は「生活面では寛大に、身分の面では厳格に」と言った。今朝内政委員会はこの前この(身分証取得年限関連の修正草案)の初めての審議通過の決定を承認しなかった。お聞きする国台弁はこれについて何か意見は有るか? 第二の質問、蔡英文は月末パナマに出発することに関して、国台弁はどう見る?
陸配拿身分證年限案 黃昭順宣布初審通過 中央社
陆配偶拿台身份证 陆委会:生活从宽身份从严 大紀元
兩岸條例初審 黃昭順認錯 逆襲無效 自由時報

安峰山:あなたの第一の質問、大陸配偶者が台湾で差別的待遇にあっており、合法権益は保証されず、なおかつ長期間解決に至っていない、その障碍はどこにあるのか、私はみなさんははっきりとわかっていると信じる。民進党が両岸の婚姻家庭の合法権益を無視し、政治目的から何度も阻止したことは人々を納得はさせない。大陸配偶者も台湾同胞の身内である、我々は台湾側が速やかに時代に合わない差別的な規定を調整改正し、大陸配偶者の合理性のある訴えにしっかりと配慮できるよう希望する。

あなたの第二の質問、我々はずっと一つの中国の原則に基づき台湾の対外交流問題を処理しており、国際的に「二つの中国」、「一中一台」と「台湾独立」を作り出すいかなる行為にも断固反対する。

福建東南衛視記者:今回の海峡論壇台湾青年座談会で、兪正声主席が台湾青年と親しく話し合い、彼らが大陸で更に発展し、より良い生活をするよう希望された。お聞きする台湾青年達に対してどんな期待をする?

安峰山:兪正声主席が今年の海峡論壇でまさしく指摘されたように、両岸関係の未来の重任は両岸青年の肩の上にある、両岸関係の平和的発展と台湾海峡の平和と安定を守ることは、両岸青年の持続した努力が必要だ。我々は広大な台湾青年が大陸に来て希望を叶えるのを熱心に真剣に歓迎する、彼らが大陸で学習、就業、創業と交流するためにより多くの条件を創りだし、更に良い機構を組み立て、両岸青年を多く接触させ、多く交流させ、相互理解を増進させ、魂の距離を近づけ、民族感情を融け合わせ、両岸関係の正確な認識を深め、共同で努力し、手を携え行く友人仲間となり、更に両岸関係の平和的発展の推進者、建設者。護持者となり、共同で両岸関係の素晴らしい未来と中華民族の偉大な復興のため貢献する力となれるよう望んでいる。

中新社記者:二つの質問に答えてもらいたい、まず兪正声主席が海峡論壇開幕式で、台湾同胞が提出した大陸へ出かけるのを更に便利にしてほしいと希望する建議に言及され、近日速やかに実施のやり方を発表する。発言人にどのような具体的な措置があるか教えていただきたい。第二の質問、ある台湾メディアの報道によると、国民党青工総会は近い内張志軍主任を表敬訪問し、国共論壇と両党指導者の会談を通して意思疎通する議題を予定している、本当かまた関連状況をお聞きしたい。

答:台湾同胞が提出した大陸へ出かけるのを更に便利にする建議について、我々は高度に重視している。民間航空部門は既に北京、上海、広州等34箇所の台湾同胞往来が比較的集中している飛行場に、千台近い台胞証を読み取れるセルフ式チェックインと自動券売機の設備を設置する。同時に鉄道部門のカード式台胞証自動切符購入と発券問題も解決に取り組んでいる。別に、関係部門は一回限りの到着地台胞証手続きをできる港を増やす研究を続けるだろう(原文は另外,有关部门还将继续研究增加可落地办理一次性台胞证的口岸)。

あなたの第二の質問、中国国民党青工総会訪問団は6月20日から24日まで大陸を訪問し、中共中央台弁主任張志軍が訪問団一行と会談する。当団来訪の主要な内容は共青団中央、全国青連(中華全国青年連合会)と関係省市の青連が青年活動の交流を展開する。

環球網記者:台湾側の陸委会主委張小月は13日に表明して、今に到るもまだ国台弁張志軍主任といかなるやりとりもできていないと言った。お聞きする本当か? 両岸事務主管部門責任者は将来また両岸ホットライン方式を採用してやりとりを進めるのか?

安峰山:双方の両岸事務主管部門の連携意思疎通メカニズムと両会の協議・交渉メカニズムはどれも「九二共識」の共通の政治的基礎の上に打ち立てられた、一つの中国の原則を体現する政治的基礎を確認しなければ、両岸の制度化された付き合いは継続できない。

福建海峡導報記者:何日か前、厦門で開催された第八回海峡影視季で、「瑯琊榜」が台湾民衆に最も歓迎される大陸のテレビドラマとの評価を得た、今どんどん多くの台湾民衆が大陸のテレビドラマを喜んで見始めている、あなたはこの種の文化現象に対してどのような見解を持つか?

安峰山:両岸は同文同種だ、両岸同胞が各種各様の経路を通して相互理解、相互交流を増やしている事は喜ばしいことだ。

香港中評社記者:我々は高雄市が今年9月港湾都市論壇を開催することに留意している、陳菊はもし大陸にその気があるなら、彼女が団を率いて大陸に行き、いくつかの港湾都市例えば厦門、天津等を招待したいと表明した、お聞きするこれに対してはどういう見方か?

安峰山:大陸と台湾は同じく一つの中国に属する、ただ両岸関係の性質に対して正確な認知が有ることのみが、双方の正常な往来に役立つのだ。

今回の発布会はここで終わる、謝謝皆さん、次回また会おう。

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