仲裁裁判所が中国の九段線を否定

フィリピンが2013年に「国連海洋法条約」を根拠にフィリピンと中国の間の南シナ海での紛争を国際仲裁裁判所に訴えた。その結果の判断が今日発表され、中国の九段線の主張は国際法の下、効力はなく法律の根拠もないとした。
南海仲裁案出爐》中國南海主權大挫敗 常設仲裁法院不認九段線 風傳媒
南海仲裁出爐 否決中國「九段線」主權 自由時報
南海仲裁案結果公布 中英文全文 中央社
南海仲裁案 海牙法庭裁決全文(中文版)大紀元

中国の王毅外相は判断を受け入れないし仲裁に参加しないと表明した。これらについては日本のニュースでも詳しく伝えられている。
http://www.fmprc.gov.cn/web/zyxw/t1379787.shtml 中国外长王毅就所谓南海仲裁庭裁决结果发表谈话

また中華民国政府が注目していた太平島については、太平島を含む南沙群島の島・礁はみな礁岩で排他的経済水域は主張できないとされた。これに対して中華民国政府の外交部は新聞稿を出した。


中華民国外交部の「南シナ海仲裁案」に対する立場
日期:2016/07/12 資料來源:公眾外交協調會

仲裁裁判所が「南シナ海仲裁案」について判断を下したことに対して、中華民国政府は鄭重に表明する、完全に受け入れることはできない、その結果は我が国に対していかなる法的拘束力もない。理由は以下だ、

一、判断本文の中で「中国台湾当局」(Taiwan Authority of China)と不当に我が国を呼び、我が主権国家としての地位を貶めた。

二、太平島はもともとフィリピンが請求した裁判の対象ではないのに、仲裁裁判所は自ら権限を拡張して、我方が統治する太平島を、ベトナム、フィリピン、マレーシア等の国が占領する南沙群島のその他の島と合わせて、すべて「岩礁」(rocks)として、排他的経済水域(Exclusive Economic Zone)を有することはできないと宣言し、我が南シナ海諸島の法律的地位と関連する海域の権利に重大な損害を与えた。

中華民国は南シナ海諸島とその関連海域に対して国際法と海洋法上の権利を有しており、疑う余地はない。本案は仲裁裁判所の審理過程の中で、未だ我が国を仲裁手続きへの参加をするよう招かなかった、また我方のの意見聴取もしていない、これによって本案の判断は中華民国に対していかなる法律的拘束力も有しない。

中華民国政府は再度強調する、南シナ海諸島は中華民国の領土だ、我が政府は国家の領土と関連海域の権利を守る断固とした行動を絶対採る。

中華民国は主張する、南シナ海論争に関して、多国間協議を通して、「論争を横に置き、共同で開発する」の方式の平和的解決に基づかなければならない、そして我が国は平等の地位で関係多国間論争解決メカニズムに受け入れられなければならない。我が国も平等に話し合う基礎の上に、関係国と共同で南シナ海地域の平和と安定を促進したい。

関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントを残す

Secret


タグリスト

プロフィール

suiyuetui

Author:suiyuetui
FC2ブログへようこそ!
ネット上でのフィルターのかかってない日本語資料になれれば幸いです。
要約と著作権の関係はここここを参考にしています。
公人の声明、演説などの著作権が発生しないものを扱う記事が自然に多くなっています。
なおこのサイトはリンクも引用も自由にどうぞ。

注意しておきたいのは中国(台湾ではない)は中国共産党の独裁国家で日本のような言論の自由もありません。日本や西側各国では自由と民主の理念のおかげで様々な意見や情報を発信したり或いは見比べて比較検討して自分で判断することはほぼ可能でしょう。それこそ日本や西側の素晴らしいところでこれからも守っていかなければなりません、このサイトもその一助になれれば幸いです。そういう判断材料を提供したいという思いから、このサイトでは一次資料を掲載する場合が多いです。しかし特に中国の公式発表等は中国共産党の党員による中国政府(中国共産党)の一方的なプロパガンダという面もあります(その他ウソ、はったり、脅し、罵詈雑言なども多い)。読む方もその一方的なプロパガンダ(や、ウソ、はったり、脅し、罵詈雑言等)の混じる文だけを見るのではなく、反対意見等を(例えば尖閣問題)、普段から読んで知っている或いは知らなければ自分で探してみる等の常識を持って読む必要があるのは当然です。また中国へのリンクは貼りません。urlは書いていますが中国には巨大な監視検閲網があるのを前提で自己責任でアクセスしてください。
メディア・リテラシー Wikipedia
Cookieを使わずにユーザーを追跡する仕組みが普及しつつある スラド

最新記事

月別アーカイブ(タブ)