蔡英文総統が指名した司法院正副院長が辞退

蔡英文総統が指名した司法院正副院長の人事に対して一部の法曹界団体やその他の批判があったが、今日指名されていた謝文定、林錦芳氏が揃って辞退し、総統もこれを受け入れた。
辭司法院正副院長提名獲准 謝文定、林錦芳發表聲明 自由時報

院長に指名されていた謝文定氏は検察時代に国民党独裁政権に協力して民主化人士を弾圧してきたのではないかと批判されていたらしい。民團指隱瞞威權履歷 謝文定聲明澄清 中央社から謝文定氏の声明文


社会の一部の人が私が過去に関与した案件に疑問を持った件に関して、昔のことなので間違って伝えられることを免れるため、特に以下の如く説明する:

一、1978年中壢事件は劉姓の検察官によって捜査起訴された。ある報道で私が曾て裁判に出席したと指摘したことに関して、当日劉検察官が臨時に別の案件が開廷したので、裁判に出席できなかった、私が代理を引き受けた。

二、1979年美麗島事件は孫姓の検察官が捜査した、軍法に関係せずただ刑法に触れたとして台北検察に移送された被告が数十名おり人数が多いため、その中の数名の被告の尋問に私が協力した。

三、林宅血案*は孫検察官が検査、捜査をした。後刑事警察局は目撃情報から Bruce Jacobs (アメリカ籍、コロンビア大学博士、オーストラリア某大学教授)が林宅に事件当日現れていた為、移送して捜査していた、当時の主席検察官が外国が関わる案件と考え、この部分を分けて私が担当し、後に私が犯罪嫌疑なしとして捜査を打ち切った。
*)林義雄 氏が美麗島事件で拘留されていた時、妻が裁判を傍聴していたが、家に電話しても誰も出ないため秘書に連絡秘書が自宅に行くと9歳長女が6箇所刺され倒れており重体、地下室に7歳の双子の娘が刺されて死亡、60歳の母親が14箇所刺されて死亡していた一家皆殺しに近い事件、犯人は未だに不明。

四、1985年江南命案*は私が捜査後、吳敦、陳啟禮、董桂森を起訴、前二人は無期刑が確定、董桂森はアメリカにいるため、後別の事件でアメリカの刑務所に服役した。
*)中華民国国防部情報局がヤクザを使ってアメリカにいる中国系アメリカ人作家の劉宜良を暗殺した事件。

私は末端の検察官から、裁判官、地検検察長、法務部検察司長、常務次長を歴任、2000年5月20日陳定南部長の招きに応じて、法務部政務次長を担任、のち高検検察長、最高検主任検察官、司法院秘書長、公懲会委員長、と半生を公職に就き、いつも法律人の良知を持ってきた、社会の厳格な審査を受け入れたい。



全文/謝文定:非威權打手 林錦芳:何來抄襲? 民報のサイトによると、声明文は何枚もあり、上の文は最後のページのようだ。副院長候補の林錦芳氏は改革の理念が乏しいとか職権を濫用したとかいわれていたらしい、また台湾民族主義で急成長をしている時代力量党の党首から、論文剽窃をしていたと言われていた。本人は否定していた。

総統府は新聞稿で蔡英文総統が彼らへの非難は事実ではない、二人が名誉を守ろうとするのを支持すると言った。また今回の辞退騒動の責任はすべて私にあると言った。

謝文定林錦芳退出司法院首長人事審查 20160814 公視晚間新聞 https://www.youtube.com/watch?v=YT2AUa7rKgc
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