国務院台湾事務弁公室新聞発布会集録(2016-9-28)(全文)

国務院台湾事務弁公室新聞発布会集録(2016-9-28)
http://www.gwytb.gov.cn/xwfbh/201609/t20160928_11581788.htm
注意! 中国共産党は中国と台湾が実質的にそれぞれ別の国になっていることを否定するため台湾(中華民国)を「台湾地区」「台湾島」等と言って国家扱いしなかったり、台湾に関係する単語に「」をつけたり、中国を台湾に対する本土という意味で「大陸」(これは国民党も同じ)等と表現します*がここでは原文どおりの表現を使っています。またこの記者会見のテキストでは中国寄りの質問しか掲載されていません。また中国共産党と国民党が主張する「九二共識」は李登輝元総統ら当時の関係者はでっち上げだと否定しています。日本李登輝友の会
*)http://www.takefoto.cn/viewnews-679682.html


9月28日午前10時、国台弁(国務院台湾事務弁公室)は定例新聞発布会を挙行した。発言人馬暁光は最近の両岸の注目の問題について記者の質問に回答した。

新華社記者:今年5・20以来、台湾当局は一方では「九二共識」を受け入れることを拒み、もう一方では逆に何度も両岸交流は前提を予(あらかじ)め設(もう)けるべきではないと表明している、お聞きするこれに対して何か論評はあるか?

馬暁光:「九二共識」及びその体現する一つの中国の原則は、両岸関係の法理と現実に合致した客観的な事実で、人為的に付加した前提ではない。この共通認識は両岸双方が交流・協議を通して共通点を求め相違点を保留して成立させたもので、我々が一方的に台湾に押し付けたものではない。双方の交際は、まずお互いの関係の性質を明確にしなければならない。所謂前提を設けないということの致命的な点は両岸が同じく一つの中国に属することを承認しないというところだ「両国論」「一辺一国」の立場を放棄しないというところだ。民進党当局は両岸共通の政治的基礎を一方的に破壊し、実質的には彼らの共通認識に対する否認を大陸に押し付けている、これこそが両岸交流相互作用のために設置された前提だ。

香港中評社記者:何日か前台湾県市訪問団が来訪し、大陸は8つの面の措置を採りこの八県市との交流協力を推進するという、発言人にお聞きする今後これらの措置をどう具体化するのか? これは大陸が台湾藍緑陣営に対して違う政策を採る事を意味しているのか? 謝謝。

馬暁光:つい最近、台湾の一部の県市長訪問団が大陸に来て、「九二共識」を継続して支持すると表明した、我々は肯定的な回答を与え、八項目の措置を提出し、それによって大陸の関連部門と都市がこの八県市との交流協力を更に強化する。我々の両岸各分野の交流協力を推進し、両岸同胞のため幸せをもたらす決心と誠意は変わらない。ただ両岸関係と県市交流の性質に対する正確な認識さえあり、両岸同胞の幸せと肉親の情を増やすため貢献したいという苦心と労力がありさえすれば、我々は肯定的な態度を持つ。

台湾八県市は大陸の関係部門と手配を計画しており、年内に大陸で台湾八県市農業特産品展示販売会と観光推薦紹介の会を開催する。大陸関連企業は八県市に行き農産品購入の視察話し合いをする計画をしている。

央視記者:10月10日、蔡英文は「双十講話」を発表する、あるメディアは分析して、この講話の中で、蔡英文は両岸関係について合格する答案を提出する事はできないと言った、お聞きするこれに対してどう回答する?

馬暁光:今年5月20日以来、8年続いてきた両岸関係の平和的発展の良好な情勢と成果は重大な衝撃を受け、台湾民衆の切実な利益は損害を受けた。この局面をもたらした問題点はどこのあるのか、責任は誰にあるのか、皆ははっきりとわかっている。

両岸関係の正反二つの面の実践が証明したのは、違う道の選択によって違う未来図が決まるということだ。両岸関係の平和的発展を守る鍵は「九二共識」という政治的基礎を堅持することにある。台湾当局指導者がどのような態度表明をするかにかかわらず、この大事な点は避けては通れない。

我々の台湾に対する大方針は明確で、一貫している。我々は「九二共識」の政治的基礎を引き続き堅持し、「台独」に断固反対し、一つの中国の原則を断固守り、両岸同胞の交流往来を更に拡大し、各分野の交流協力を推進し、両岸運命共同体を構築する。我々は信じる、どんな力も両岸関係の平和的発展と中華民族の偉大な復興の歴史過程を遮ることはできない。

福建厦門衛視記者:最近台湾と大陸の東南沿海地区が頻繁に台風災害にあっている、お聞きする両岸は減災防災の面で関係協力を強化し、それによって台風等の自然災害に対応することはできるか?

馬暁光:最近破壊力の比較的大きな台風が何度か前後して両岸の一部の地域に影響をあたえ、両岸民衆の生命財産に重大な損失をもたらした、これに対して我々はずっと注意している、ここで被災した同胞に心よりお見舞いを申し上げる。今年の「ニパルタック」、「Meranti」台風が台湾と大陸に影響した時、両岸の気象専門家は即時通信ソフトシステムを通して、実時間に意思疎通と交流を進めた、凡そ両岸同胞が共同で気象の防災減災をするのに役立ち、両岸の民生幸福を増進するのに役立つことは、我々はどれも積極的に支持する。

台湾TVBS電視台記者:民進党の三人の「立法委員」は相次いで香港のビザを取得できなかった。「民進党の委員」たちはこれは「民進党」を狙って遮(さえぎ)ったと考えている、お聞きするこれに対してどう論評する?
中国大陸、民進党関係者らの香港入境を拒否 台湾・蔡政権に警告か 中央社

馬暁光:我々は香港特区政府が基本法に基づき境外の人間の出入境事務を処理することを尊重する。

福建海峡導報記者:お聞きする現在台湾企業の大陸での投資・経営の全体の状況はどうなっているか? 大陸で実施される「十三五」計画の新情勢の下、台湾企業の構造転換と高度化には何か機会があるか?

馬暁光:現在、台湾企業の大陸での生産経営の全体状況は落ち着いている。大陸が絶えず開放している改革の利益と市場空間に伴い、台湾企業の大陸での発展は全体的に構造転換、技術の高度化と増資・持株増の状態が出現している。台湾企業の大陸での投資は引き続き増えていっている。

商務部の統計によると、今年前半八ヶ月、大陸で新しく増えた台湾資本のプロジェクト(第三地区を経た転投資を含まない)は2392項目に達し、前年同比23.93%の上昇をし、実際に使用された台湾資本は14.91億ドル、前年同比33.09%の増加だ。

現在大陸は「十三五」計画を実施し、「一帯一路」建設推進を深め、京津冀(北京天津河北)共同発展、長江経済帯、西部大開発、及び東北老工業基地等振興戦略を推進している、台湾企業の構造転換高度化はこれらの戦略と精確につなぎ合わせ、更に大きな発展をするよう希望する。

国際台記者:台湾側は国際民間航空機関(ICAO)総会に参加することを求めることは国際的な飛行の安全に対する責任に基づくと公言している、お聞きするこれに対して何か論評はあるか?

馬暁光:台湾側が第39回国際民間航空機関総会への参加するよう招かれなかったこの問題において、民進党当局は深く反省しなければならない、なぜ三年前は参加できて今年はだめなのか、そして大陸に対してやたらに非難して、世論を間違った方向に導き、果ては台湾の飛行の安全を口実として台湾民衆を誤った方向に導くべきではない。ここで私は鄭重に表明する、大陸側は終始台湾同胞の民間航空分野の需要を重視し、また継続して台湾側に関連情報を提供するだろう。言わば、台湾側が国際民間航空機関の基準と提案措置及び関連資料を得るルートは滞りなく通じている、これらの情報は完全、全面的だ。台湾と世界の多くの都市の航空機の往来は便利だ(台湾与世界多个城市通航便利)。事実が証明しているのは、台湾の航空安全とその他の地域との航空往来は、台湾側が国際民間航空機関総会に参加するかどうかとは関係ない。

福建海峡衛視記者:民進党は今年結党30周年だ、この党が台湾で政権を取っていることの両岸関係に対する影響をどう評価するか?

馬暁光:周知の通り、民進党は長期に渡り「台独」綱領を維持し、「一辺一国」の「台独」分裂主張を堅持し、両岸関係の平和的発展の政治的基礎を破壊し、両岸の対立を煽り、両岸交流を阻害し、2008年以来の両岸関係の平和的発展の良好な情勢と成果に重大な衝撃と影響をもたらし、台湾同胞の切実な利益は損害を受けた。言えるのは、民進党が「台独」を放棄しないのなら、両岸関係において出口はない。急進的な「台独」或いは漸進的或いは柔軟な「台独」どれであっても、失敗することは運命づけられているのだ。

台湾旺報の質問:2018年台湾で県市長選挙がある、もし国民党と民進党が入れ替わる県市が出たら、現在の国民党政権の8県市に対する八項目の政策は調整されることがあるのか? 第二の質問、台北故宮は最近ジャッキーチェンから贈られた十二生肖像の複製品を撤去すると決定した、国台弁はどう評価するか?
波紋呼んだジャッキー・チェンさん寄贈の像、撤去へ=台湾・故宮南院 中央社

馬暁光:第一の質問、両岸県市の交流の鍵は両岸関係の性質と県市交流の性質に対して正しい認識があることだ、この一点があれば、双方の相互作用と交流協力の展開にプラスとなる。

第二の質問に関して、みなさんはもう気づいているだろうが、ジャッキーチェン先生側は既に公開で回答して、彼らが伝達寄贈したのは「文明を尊重し、文化を保護する」態度だと表明した。台北故宮博物院がこのような態度を尊重するか否か或いは別の目的があるのか、私は、大衆による公平な評価が決めると思う。

環球網記者:台湾「台聯党」は何日か前提案して、台湾当局はダライ・ラマ或いはラビアのような人を台湾に招かねばならないと言った、また「台聯党」による招待を排除しないようにとした、お聞きするこれに対して何か論評はあるか?

馬暁光:ダライとラビアのような類の人物を招いて台湾で活動させることに関して、両岸関係に対して衝撃と危害をもたらす可能性があると私は前回の発布会で既に説明している。「台聯党」の政治的立場、政治の本質はみながはっきりわかっている、彼らがこのように狂った言葉を繰り出すことは不思議でも何でもない、肝心なことは台湾の政権担当者は情勢を誤って判断してはいけない、「独立急進派」の勢力に鼻面を引き回されるなということだ。

福建東南衛視記者:台湾8県市長は大陸で大きな成果を得た、ある民進党系の民意代表はこの数名の県市長「藍八奴(国民党の売国奴八人衆)」が台湾を売ったと言った、これに対して発言人は何か論評はあるか?
台聯抗議「藍八奴」 國民黨發動黨工反制 自由時報

馬暁光:来訪の8人の県市長彼らは既に反駁と明確な説明をしている。私は思う、清き者は自ずから清く、濁りし者は自ずから濁る、真相はいずれ自然とわかる。これらの人の体に汚れ水をかけるような行為は固よりこれらの政治家の政治的本質を反映している、と同時に依然として台湾民衆が関心がある密接な利益の問題を解決できない事を反映している。

香港鳳凰衛視記者:台湾が国際民間航空機関総会に参加したがっていることに関して、ある評論では、もし台湾が「九二共識」を承認しないことを堅持し続ければ、台湾が国際的な団体や行事に参加することに影響し続けるだろうと言った、あなたはこれについてど評価する?

馬暁光:いささかの疑いもなく、「九二共識」は両岸関係の平和的発展の重要な政治的基礎であり、また双方が打ち立てた相互信頼で、良性の相互作用を展開する重要な基礎である。この基礎を失えば、双方の相互信頼と両岸関係の平和的発展の各方面の成果は必然的に影響を受ける。

新華社:台湾当局の元指導者李登輝は何日か前所謂「憲政改革」の推進を騒ぎ立て、台湾を「国家正常化」に向けて歩ませるよう喚き散らした、発言人にお聞きするこれについてどう評価するか?

馬暁光:現在台湾で流行っている政治的な言葉に「寝たふりをしている人は起しても起きない」というのがある。私は思う、李登輝はその「台独」の迷いの夢の中に惑(まど)い目のさめない人自身だと。しかしだ、世界発展の大勢は、両岸発展の大勢は、彼がすることがただの黄粱一炊の夢でしかないと運命づけているのだ。もしもどうしても回答しなければならないのなら、私は唐代の詩人杜甫の一節を引用しよう。「 爾曹身與名俱滅,不廢江河萬古流(戲為六絕句,六首之二)」当然、重要なのは、両岸同胞は忘れていないかもしれないが、陳水扁政権当時曾て「憲政」「国民投票」等の方式を通して台湾が中国の一部であるという地位を改変しようと企て、恥ずべき失敗に終わった。もし李登輝、陳水扁の衣鉢を継ごうとする者があるなら、末路はろくなことにはならない、誰もが予想できることだ。

福建海峡衛視記者:現在台湾共産党創設メンバーであり同時に台湾民主自治同盟創設メンバーの謝雪紅が、島内の一部の「台独」組織に「台独」の先鋒だったとの評価を被せられ、また記念碑も建てられた、これに対して発言人はどう論評するか?
【臺灣】堅毅不屈的臺灣精神-謝雪紅入祀臺灣聖山 希望之聲粵語台

馬暁光:みなさんもご存知かもしれないが、謝雪紅女史も中国共産党党員であり、彼女が日本の植民地統治に抵抗するため、祖国統一を実現するため奮闘した精神は永久に消え去ることはないし、歪曲を許すことはない。「台独」勢力は政治的な言いがかりをつけ、台湾民衆を故意に誤った方向に誘導しようと企んでも、彼らの心が捻じ曲がっていることと手法の拙劣さを露呈するだけだ。

中央電視台海峡両岸記者:9月以来台湾島内の抗議は絶えず、台湾の多くの民衆が街に出て政府に対しての不満を表した、例えば観光業者は直接「九二共識」、仕事、生存権が必要だと叫んだ、これは民意が台湾当局に圧力を加えていると理解してもよいか? 発言人はこれについてどんな見方をしているか?

馬暁光:私が思うに、一言で言って、これらの台湾の普通の民衆、各職業で生計を立てる業者、彼らは街へ出て自己の心の声と不満を表明した、事実上既に足によって台湾当局の両岸政策に対して投票をしたのだ。

発布会はここで終わる、皆さんの参加に感謝する。

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