国務院台湾事務弁公室新聞発布会集録(2016-11-30)(全文)

国務院台湾事務弁公室新聞発布会集録(2016-11-30)
http://www.gwytb.gov.cn/xwfbh/201611/t20161130_11640158.htm
注意! 中国共産党は中国と台湾が実質的にそれぞれ別の国になっていることを否定するため台湾(中華民国)を「台湾地区」「台湾島」等と言って国家扱いしなかったり、台湾に関係する単語に「」をつけたり、中国を台湾に対する本土という意味で「大陸」(これは国民党も同じ)等と表現します*がここでは原文どおりの表現を使っています。またこの記者会見のテキストでは中国寄りの質問しか掲載されていません。また中国共産党と国民党が主張する「九二共識」は李登輝元総統ら当時の関係者はでっち上げだと否定しています。日本李登輝友の会
*)http://www.takefoto.cn/viewnews-679682.html


11月30日午前10時、国台弁(国務院台湾事務弁公室)は定例新聞発布会を挙行した。発言人馬暁光は最近の両岸の注目の問題について記者の質問に回答した。

新華社記者:台湾の著名な作家、統一派の陳映真先生が22日北京で亡くなった、お聞きする国台弁はこれに対して哀悼の意を表明するか? 別に、陳映真先生にどんな評価をするか?

馬暁光:台湾中国統一連盟創盟主席、中国作家協会名誉副主席陳映真先生が病気により2016年11月22日北京で亡くなった。中央台弁、国務院台弁は謹んで哀悼の意を表し、またご家族に心よりお見舞いを申し上げる。

陳映真先生は忠実な愛国主義者で、傑出した台湾同胞代表であり、著名な文学者、台湾愛国統一陣営の傑出した指導者、理論家だった。彼は志を変えず国家統一を追求し、大量の優秀な文学作品と文芸評論を創作し、台湾同胞の愛国愛郷の伝統を称揚し、「台独」のデタラメさと害毒を暴き出し、台湾同胞が祖国統一の偉大な事業に身を投げ出すよう呼びかけた。彼の崇高な信念と光り輝く人格は両岸同胞が継続して前進するよう激励している。

中国国際広播電台記者:報道によると、台湾陸委会の責任者は数日前、大陸は台湾側の「善意」の言行を前向きに理解しなければならない、否定的な解釈と批判ばかりしてはいけない、と表明した。お聞きする発言人はこれに対して何か論評は有るか?

馬暁光:今年の5月20日以来、台湾新政権は「九二共識」を拒み、一方的に両岸関係の平和的発展の政治的基礎を破壊し、両岸連携意思疎通と協議のメカニズムの中断、経済協力制度化過程の停滞、各分野の交流協力の減速をもたらし、両岸同胞の切実な利益と感情が損なわれた。これと同時に、「台独」勢力は政治、経済、社会、文化、教育等の分野で「脱中国化」の動きをしきりにして、台湾社会と中華文化のつながりを弱め或いは切り離そうと企んでいる。よもやこれらの一挙一動が、彼らの標榜する「善意」とやらではあるまい?

我々は何度も話してきた、「九二共識」を受け入れるかどうかは、両岸関係の根本の性質に関係し、台湾当局の所謂「善意」を検査する試金石だ。両岸は同じく一つの中国に属するという政治的基礎に背き、両岸を「国と国の関係」とみなす事は、当然何か「善意」があるなどと言うことはできない。「台湾内部発展」の看板を掲げ、「脱中国化」を目標とする「台独」を行えば、必然的に両岸同胞の断固たる反対に遭う。

海峡衛視記者:大陸の関係企業は最近台湾8県市*を訪問し、農産品の買い付けの視察相談をした、関連状況を紹介してください。
*)国民党系の県市

馬暁光:両岸関係と県市交流の性質に対する正確な認知が有り、両岸同胞の幸せと身内の情を増進するため貢献したいという苦心と労力が有りさえすれば、我々は積極的な姿勢を取る。

香港中評社記者:報道によると、今年「5・20」の後、大陸学生の台湾留学の人数が大幅に減少した、お聞きするこれに対して何か論評はあるか? 現在大陸側は大陸学生が台湾に行くことに対してどのような姿勢か?

馬暁光:台湾に留学するかどうかは学生と父兄の自主選択だ。我々の理解では、今年の5月、台湾政局に変化が発生し、両岸関係の平和的発展の流れは衝撃を受け、台湾の教育環境も影響を受けた、これらの要素が大陸学生と父兄を深く憂慮させ、大陸学生の台湾留学の願いに直接影響した。私が指摘したいのは、台湾の少数の勢力が教育分野で「脱中国化」の「台独」分裂活動を進め、必然的に両岸教育交流の環境を悪化させたということだ。我々は、両岸教育交流が良好な条件下で健全に発展するよう希望している。

海峡之声広播電台記者:ある情報では、台湾の経済界の何人かが国政顧問等の職務を受けるのに、大陸側の圧力を受けた、そうだったのか?

馬暁光:私はあなたの言ってる状況についてわからない*。島内の具体的人事について、我々は論評しない。我々は台湾の多くの産業界の人たちが「九二共識」を堅持し、「台独」に反対し、両岸関係の平和的発展を支持し、実際の行動で両岸経済交流と協力に参加し推進するよう希望する。
*)この会見の翌日台湾の陸委会が圧力があったと発表した。資政遭陸打壓?陸委會:不樂見拙劣手段再度發生 NOWnews国台弁は台湾工作の司令塔だから、知っていて嘘をついたのだろう。中共の嘘はいつものことだが、この会見でも嘘が多い。

福建東南衛視記者:台湾中華文化総会会長劉兆玄は23日辞職を宣言した。その前に民進党側が「強い力(流行り言葉らしい)」を出して中華文化総会を奪い取りたがっていると言ってもよい。外界は民進党が過去の手管を再び使って、「中華を取った後に脱中華」をしたいのだと心配している。このほかにもあるニュースでは、現在両岸の間の公式交流は停止している、蔡英文は中華文化総会を大陸との交流のプラットホームにするだろうと言っている、これらのニュースに対して、発言人はどう回答するか?

馬暁光:我々は関連報道に留意しており、また台湾世論がこれに対して心配していることに留意している。この組織は引き続き中華文化を堅持し称揚するのか、はたまた「脱中国化」「脱中華文化」するのか? 我々は注目し、両岸同胞もまた刮目している。

台湾東森電視台記者:最近台湾の金馬奨授与式が終わった、今回の金馬奨のほとんどは大陸の芸能人と監督が受賞した、私が問いたいのは、両岸の現在の冷たい関係状況のもとでも、金馬奨では一視同仁だった。あなたはこのような状況に対してどう見るか? 両岸の映画交流に対してどういう期待をしているか?

馬暁光:我々はこのような状況に留意している。我々は両岸の映画界が交流を強化し、相互に学習し、長所を見習い短所を補い、理解を深め、共同で中華文化を称揚し、中華民族に属する映画事業を大いに発展強化させるのを支持し激励する。私は、これもまた両岸映画人の心の声だと考える。

中新社記者:台湾復興航空公司は最近運航停止、解散を宣言した、ある世論は、大陸観光客の台湾への観光が大幅に減少したことが復興航空公司を潰した最後のひと押しになったと言っている、お聞きするこれに対して何か論評はあるか。別に、国家民航局は昨日2017年両岸春節増便の関連手配を発表し、また両岸航空主管部門は関係事項について意思疎通をすすめ、具体的手配を確認したと言った、発言人は関連状況を説明してください。

馬暁光:第一の質問、我々は台湾復興航空の運航停止に留意しており、また当公司の運航停止の原因、台湾島内の各種違う角度からの分析と評論についても留意している。第二の質問、今年の台湾情勢に変化が生じ、両岸業務主管部門の両岸民間航空運輸協力強化協議の打ち合わせ会議は再開されていない。両岸民衆の年末年始の旅行と里帰りの需要を考慮し、双方の協議の連絡担当者は文書のやりとりの方式で、春節の増便処置について関連手配をした。

深セン衛視記者:第一の質問、何日か前香港税関で シンガポールが台湾で軍事演習に使った9台の装甲車を押収した、台湾陸委会はコメントを出した、お聞きする大陸国台弁はこれについてどう評価するか? 第二の質問、最近あるメディアが、洪秀柱がトランプ就任後訪米すると報道した、大陸側はこれについてどう取り扱うか?
台湾で演習のシンガポール装甲車、香港で摘発 中国の意向か CNN

馬暁光:第一の質問、外交部発言人が既にこれについて我々の立場と姿勢を表明した、私が新しく提供できる情報はない。

第二の質問、我々の台湾の対外活動に対処する立場は一貫して、明確だ。

台湾中国時報記者:南シナ海の主権は両岸が共に関心を抱く議題だ、台湾の「海巡署」等の関係部門は昨日南シナ海太平島付近の海域で人道救援演習を行った。国台弁はこれに対して何か論評はあるか?

馬暁光:太平島を含む南沙群島は中国固有の領土だ、両岸の中国人は共同で祖先の遺産を守る責任がある。我々は関係方面の太平島に関わる行動を見守っている。

中国日報記者:お聞きする、台湾当局は大陸とRCEP加入について交渉をすすめたか? もし台湾がRCEPと「一帯一路」の戦略の中に加わりたい場合、大陸はどういう態度をとるか?

馬暁光:台湾が地域経済整合に参加する問題に関して、過去「九二共識」の基礎の上、両岸関係の平和的発展の大背景の下、我々は両岸経済協力の強化と台湾が地域経済整合に参加する可能な手段を探りたいと表明して、国台弁と陸委会もこれについて接触しあった。しかし皆さんが見た「5・20」の後、情勢は新たに変化した、もし「一つの中国」の原則を守る事能わざれば、両岸の政治的相互信頼もまた存在しなくなり、両岸経済協力の制度化過程も滞る、そのようにこの問題に対して不利な影響をもたらすに違いない。「一帯一路」に関しては、我々は何度も表明している、台湾工商界が「一帯一路」建設に参加するのを歓迎する。

香港大公報大公網記者:何日か前の報道で香港立法界議員資格を剥奪された「港独」人士が蔡英文に手紙を出して香港の内政に関与するよう要求する計画だという。このほかある民進党の民代(議員のこと)は台湾当局が香港内政にもっと関心を持つよう提案した。且つ陸委会は最近しばしば香港内政に関していくつか言論を発表した、お聞きする発言人はこれらの状況についてどう評価するか?

馬暁光:あなたが語ったそれらが、「港独」分子と「台独」勢力が手を組み、香港を撹乱しようと企んでいることを再度説明した。両岸同胞、特に香港同胞は強く警戒しなければならない。梁頌恒、游蕙禎等の言行は香港の主流の民意に背き、香港居民の根本利益に背いているのに、台湾の関連部門は逆に手先になって騒ぐのは結局何をしたいからなのか? 我々は台湾側が香港問題に対して四の五の言わず、香港が「一国二制度」の実施を妨害せず、香港の繁栄と安定を破壊するなと忠告させていただく。

環球網記者:台湾当局渉外部門(中華民国外交部のこと)のサイトで所謂「中国大陸が台湾の対外接触を妨害した事例」のページを8年の空白(馬英九前政権時代)の後11月22日に再び更新し始めた、お聞きするこれに対してどう論評する?
中國大陸阻撓我國際空間事例 中華民国外交部

馬暁光:国際社会は一つの中国原則に従い台湾関連問題を処理している、この原則に背きそのサイトで繰り広げられるそれらのことは当然行き詰まる。

中央電視台記者:中国空軍が何日か前計画に基づき航空兵力を組織し西太平洋で遠洋訓練を行った、しかし台湾のメディアの中には「大陸軍機が台湾を一周したのは台湾に対して圧力をかけるためだ」と騒ぎ立てたものがある、お聞きするあなたはこの問題をどう取り扱う?

馬暁光:知るところでは、解放軍の今回の西太平洋関係空域での訓練は、年度計画内の定例の取り決めだ。具体的状況は国防部に提供してもらうといいでしょう。

福建海峡導報記者:ある民進党の民代は最近唐ゴマを鳴らすのは中国文化だ、唐ゴマ遊びは「大陸の統一戦略」を助けているのではないかと疑った、発言人これに対してどう評価するか?
劉世芳認扯鈴是中國文化 國民黨批「比扯鈴還扯」自由時報

馬暁光:私はみなさんが留意していると思う、「劉世芳議員の唐ゴマ問題」は最近台湾政界と世論の中のとてつもない笑い話になっていることを。風刺か? 風刺の背後に反映されているのはこれらの「脱中国化」の推進者達、彼らの魂の分裂だ。

海峡之声記者:最近ある民進党の民意代表がダライ・ラマが台湾訪問するよう招請し、「大陸に地団駄を踏ませ、非理性的な行動を採らせる」と言った、発言人はこれに対して何か論評はあるか?

馬暁光:我々は既に何度も言ってきた、我々はダライがいかなる形式であっても台湾で活動することに断固反対する。もしある人々が、ある勢力がこのことを利用して難題をふっかけ、故意に揉め事を起こそうと考えれば、必ず両岸関係に重大な影響をもたらし、彼らが引き受けなければならない責任を引き受けなければならなくなる。

深セン衛視記者:ここ何日か台日は経済パートナー協議の話し合いを行っている、しかし両岸の貨物貿易の話し合いは逆に全面的に停止している、お聞きするこれに対してどのような評価をするか? 別に、大陸は国民党系の八県市に買い付けに行った、島内のある人は、民進党系の県市の中にいくつか国民党系の郷鎮があると噂している、この面の状況も考慮しなければならないのではないのか?

馬暁光:第二の質問は私が今話したところだ、両岸関係と県市交流の性質に対して正しい認識がありさえすれば、我々は全て前向きな態度を採る。

第一の質問、我々は台湾と我が国が国交を樹立している国が公式の関係を発展させ、主権の意味を含む協定を調印することに断固反対する。これが我々の一貫した立場だ。両岸貨貿協議の停止に関しては、私が思うのは時間の推移に連れて、両岸同胞特に台湾同胞はどんどん、政治的原因によって台湾側が繁栄発展の貴重な機会を失っていると感じているということだ。

新華社記者:中国社会科学院台湾研究所本の所長余克礼先生は何日か前メディアの訪問を受けた時、馬英九政権期間、両岸の政治的関係は実際は後退した、国民党執政当局は統一の長期目標を放棄したと表明した、お聞きするこれは大陸側の馬英九に対する評価に変化が発生した事を表しているのか?

馬暁光:学者の個人的見方に対して、我々は論評しない。

台湾旺報記者:台湾APEC代表の宋楚瑜は何日か前メディアの報道で、APECサミットの時習近平主席とただ一分間会ったので、彼らが公表していた十分間ではなかったと指摘された、これに対して国台弁は何か意見はあるか?

馬暁光:実際この問題に関して私は既に説明した、私は三点強調したい、第一、習近平総書記と宋楚瑜は自然な短い挨拶をしただけだ。第二、今年の状況と2008年の後去年までの状況は大きく違う、みなさんは既に留意していると信じる。第三、両岸関係改善と発展の基礎は「九二共識」を堅持することだ、台湾当局が「九二共識」を承認しておらず、両岸双方が良い相互交流を進めることは不可能だ。

団結報記者:メディアの報道によると、マレーシア側は昨日既に20名以上の台湾電信詐欺容疑者を大陸に移送した、これに対して台湾陸委会は再度大陸と共に解決の道を探るよう呼びかけた、お聞きする国台弁はこれに対して何か応えることはことはあるか?

馬暁光:皆さんは既に留意しているかもしれないが、11月29日、我が公安機関がマレーシアから電信詐欺容疑者を護送した、その中に21名の台湾居民が含まれている。具体的状況は、あなた達が関係部門に問い合わせてみてはどうですか。私が言いたいのは、過去同様、今回は台湾居民が主体となった一味の事件だ、被害者はみな大陸の民衆でそれ故言おう、法によって犯罪を処罰し、被害者の権益を守るため、大陸は容疑者を連れ帰り対処する、皆さんは理解できるはずだと。陸委会は少し考えてみなければならない、なぜ5月20日以後、双方の警察部門の人員は犯罪の取り締り協力について面会接触がなくなったか? なぜこれらの台湾電信詐欺容疑者はしばしば簡単に見逃され、被害者の権益は守られることができなくなっているのか? 彼らは更に改めて考えてみなければならないのは、台湾の関連規定と台湾の政治文化だ。

発布会はここで終わる、謝謝皆さん。

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