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2020台湾総統選挙結果を中国国台弁が論評それに台湾陸委会が反論

昨日の総統選挙では独立志向の蔡英文総統と民進党が大勝した。それに対して深夜に中国の台湾との関係事務や関連する研究を扱う国台弁(中共中央台湾工作弁公室またの名を国務院台湾事務弁公室)が談話を発表し選挙結果に論評した。それに対してすぐに台湾の大陸事務を取り扱う大陸委員会が反論している。
国台弁の談話


中共中央台弁、国務院台弁発言人が台湾地区の選挙結果について談話を発表
时間:2020-01-11 23:47   来源:新華社

中共中央台弁、国務院台弁発言人馬暁光が1月11日台湾地区の選挙結果について取材を受けた時語った:

我々の台湾に対する大きな政策方針は明確で、一貫している。我々は「平和統一、一国二制度」の基本方針を堅持し、一つの中国の原則を堅持し、国家主権と領土の一体性を断固守り、いかなる形式の「台独」分裂の企みと行動にも断固反対し、台湾同胞の利益と幸せを断固増進する。

両岸関係の平和的発展は両岸共同の発展を促進し、両岸同胞に幸せをもたらす正しい道であり、両岸同胞共同の努力と促進を必要とする。我々は「九二共識」を堅持し、「台独」に反対する共通の政治的基礎の上に、台湾同胞と一緒に両岸関係の平和的発展を推進し、祖国の平和統一過程を推進し、共同で中華民族の偉大な復興の明るい未来を切り開いていきたい。



台湾大陸委員会の新聞稿


陸委会は中共に台湾の民主選挙の結果を尊重するよう呼びかける
發布日期:109-01-11
陸委會新聞稿編號第003號

中共国台弁の我が第15代総統及び第10回立法委員選挙結果に対する談話に対して、大陸委員会は今日(11日)強調する、台湾の選挙は我々の民主政治が成熟し安定して運営されていることを示しており、更に台湾人民が台湾海峡情勢に対して発した最も明確な決然とした答案である。中共当局はこの結果を尊重し、同時に現実に向き合い、台湾に対する後ろ向きの圧迫を放棄し、早期に両岸が良性の相互作用をする正しい軌道に戻るべきだ。

陸委会は強調する、我が政府が中華民国の主権と台湾の民主自由を断固守り、両岸の平和と安定を守ることに力を尽くす現状の立場は一貫している。蔡総統は選挙後の記者会見の中で既にはっきりと説明した、対岸は、「平和、対等、民主、対話」を本当に理解することが両岸関係発展の鍵と基礎であり、北京当局は一方的な政治的前提を置いて、威嚇抑圧を放棄し、更に台湾人民が民主の価値を堅持し、「一国二制度」に断固反対の事実を正しく認識し、実務的に我が方と共同で両岸関係の新局面に向き合うべきだと。

新聞聯絡人:蔡姍珊



その他
民進黨狂勝 學者預測:劉結一將被北京撤換 自由時報

昨日のニュースから民進党の大勝を受けて、成功大學政治經濟研究所教授洪敬富が、中共は積極的に台湾の選挙に介入し、台湾のためと言って各種台湾向けの政策を出してきたが選挙結果に影響を与えられなかった、国台弁主任劉結一は今年秋の中共19屆5中全會で首を切られる可能性があると言った。

台湾国営通信社の選挙に関する今日の見出しと下は中国関連の見出し、見出しだけでも訳そうと思ったが時間がないので画像だけ。
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2020年台湾総統選挙は蔡英文総統が圧勝で再選

蔡英文総統の得票数は8170186票で史上最高だった。与党民進党は議会で過半数を取れるか心配されていたが、議会でも議席は減らしたが圧勝だった。

三立新聞の生放送の画面
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国営通信中央社サイトの総統選挙の結果の画面
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蔡英文高票連任:不因勝利就忘記反省 要打造更好國家【全文】 中央社

蔡英文総統は勝利の挨拶で、「今日投票した選挙民に感謝する。この選挙に参加し誰に投票したかにかかわらず、誰もが民主の価値を実践した。毎回の総統選挙で、台湾人は全世界の人に、私達がこんなにも民主自由を大切にするライフスタイルを持ち、また私達の国家−中華民国台湾を大切にしていることを告げている」

総統はまた、「今回の選挙結果は、一つの重要な意義を明らかにした、それは、私達の主権と民主が、大声で脅されている時、台湾人民はより大きな声で、私達がそれを堅持することを叫んだのだ」

また中国政府に対して、「今日、私は再度誠実に対岸当局に呼びかける、『平和、対等、民主、対話』、この8つの漢字が両岸が良性の相互作用を再開し、長く安定した発展をする鍵であり、また両岸人民の距離を縮め、互恵ウィンウィンの関係にする唯一の道だ」「平和とは、対岸は台湾に対して武力の脅しを放棄しなければならない。対等とは、双方は互いにお互いが存在する事実を否定しない。民主とは、台湾の前途は二千三百万人の人民が決定する。対話とは、双方は膝を交えて将来の関係の発展を語り合えるということだ」と言った。

Enrique Iglesias - Bailando ft. Descemer Bueno, Gente De Zona (Español)https://www.youtube.com/watch?v=NUsoVlDFqZg&list=RDNUsoVlDFqZg&start_radio=1

1月11日台湾総統選挙当日早朝「半影月食」が発生

台北市の新聞稿から
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週末早朝「半影月食」が現れる、天文館は全過程を中継!
發布機關:臺北市立天文科學教育館
聯絡人:許晉翊、虞景翔
發布日期:109-01-07

週末(1月11日)早朝「半影月食」が発生する、これは今年4回ある半影月食の中の第一弾だ。今回の月食は1時5分開始、3時10分食甚、5時14分終わり、経過時間は4時間と9分、全過程を見られる。一般の月食と違うのは、半影月食の時月が地球の半影部分を通過し、明るさはやや下がるだけで、月食の「赤い月」のような現象は出現しない、つぶさに観察或いは撮影を通してやっとその変化に気づく。台北天文館は専用の望遠鏡を通して全過程を撮影放送し、民衆に半影月食の現象をはっきりと見せられる。より多くの資料と放送はサイトで見ることができる。


月食とは 日本国立天文台

その他
彭博作家:「經濟」比「中國」更能左右選情...可能對蔡有利 自由時報

Bloomberg の Tim Culpan は記事(A Taiwanese Election That’s Not All About China)で今回の総統選挙で海外メディアは台湾の選挙の鍵を中国要素だと考え注目しているが、実際は台湾もその他の国家と同じく経済問題が選挙結果を左右する最大の要素だ、しかし現在の経済データから見ると、経済要素でも蔡英文が有利だとした。

台湾総統選挙、韓国瑜候補が「国運が衰え、取り憑かれている」蔡英文総統「大事故を選挙に利用するな」

台湾の総統選挙は1月11日の投票日に向けて、各候補の間で舌戦が続いている。今日午前国民党の韓国瑜候補が桃園市での選挙運動で2日の、参謀総長らが亡くなったUH-60 ブラックホーク軍用ヘリコプターの事故について、国運盛んならず、台湾は取り憑かれているのか? などと言った、これに対して蔡英文総統はフェイスブックで、韓国瑜と国民党陣営は何度も人民の傷痛みを利用して、選挙の悪口の題材にするべきではない、さらに言えばこれは亡くなった人への最大の不敬であり、また生き残った人を残酷に傷つけることだと言った。
黑鷹失事扯「國運」 蔡英文正告韓國瑜:不應消費人民傷痛做選舉抹黑 自由時報

韓国瑜候補は今日桃園での「榮耀翻轉團結大會」で壇上に上り、「中華民国の軍の歴史で起こったことのない、最高軍官である参謀総長をはじめとする士官が一度に亡くなった事故だ、我々の国運も盛んではないのだ、一体どういうことか? 台湾は誰を怒らせたのか? 台湾は取り憑かれたのか? 台湾は病気なのか?」などと言った。

これに対して蔡英文総統はフェイスブックで、「今は国民が国軍の将と兵士の殉職のために同情し哀しんでいる時だ、しかし韓国瑜は「台湾は取り憑かれている、国運盛んならず」このような言葉で将と兵士の犠牲を利用している、全国民はこの言葉を受け入れることはできないし、同じく憤慨していると信じる。私は、韓国瑜と国民党陣営に呼びかける、何度も台湾人民の痛みを利用し、選挙の悪口の材料にしてはならない、それは亡くなった人への最大の不敬であり、また生き残った人を残酷に傷つけることだ」「台湾の国運はずっと2300万全国国民の共同の努力、団結奮闘とつながっており、台湾の未来に失格の指導者を絶対にもたせるわけにはいけない、人民の傷の痛みを利用し踏みにじり、台湾社会に混乱をもたらすだけでなく、国家の将来像も憂慮される。韓国瑜はその非常識な行動を深く反省し、家族、国軍、国民に謝らなければならない」と言った。

その他
防技術流向中國 美管制AI軟體出口 自由時報

蔡英文総統が再選された場合の中国の3つの選択肢

アメリカで台湾問題に詳しいスタンフォード大学の Kharis Templeman がRadio Free Asia(RFA)の取材を受け、台湾の総統選挙と議会選挙の結果によって出現する中国の3つの反応を語った。
台灣選舉震驚!美學者:蔡英文若連任 中國有3種選擇 自由時報

まず彼は台湾の選挙制度について語り、台湾は一流の投票制度、管理、有権者登録、紛争処理制度を持っており、毎回その信頼度と印象が大きい、他の学者にも台湾の選挙を見に行くように勧めていると言った。

蔡英文総統に対してはアメリカは非常に満足しており、蔡英文総統は合理的で、成熟した両岸関係の管理者であり、アメリカは蔡英文総統の再任を喜ぶと考えていると語った。

蔡英文総統が再選した場合、中国の反応の一つ目は、中国が現在の戦略を維持し、各種の圧力を台湾にかけ続け、また台湾の統一傾向を持つグループには選択的に接触する。

第二は、台湾政策を調整する、もし蔡英文総統が僅差で勝利し、国会では過半数を取れなかった場合、蔡英文を北京は懲らしめる必要はあるが、軍事演習や台湾の国交樹立国を切り崩す行為は暫時控える、それは次の2024年で国民党の総統が返り咲くことを期待して我慢する。

第三の選択は、北京が過去四年の政策が効果がなかったと徹底的に反省し、戦略を改める、彼はこれを期待するがしかしこれは望みが薄いと考えている。

その他
黑鷹失事 環時總編出言不遜遭網友打臉 YAHOO!

2日台湾の軍のヘリコプターが墜落し、参謀総長ら軍幹部8名が殉職した。中国のメディアも報道したが、一部のメディアは皮肉を交えて批判した。軍事専門家中央電子台特約評論員杜文龍は今日、「安全さえ買えないのに、どうして戦力が買えるのか」と言った。環球時報の総編集胡錫進はネット上に文章を発表し、最高位将官の安全でさえ保証できない、これは台湾の軍事装備の信頼性が低いと考えられる。これは戦闘する軍隊とは思えない。参謀総長の遭難は現場の軍人の士気に打撃をもたらしたと考えると書いた。しかしネット上では、「いつも血は水よりも濃いと言っているのに、家族の気持ちを思えば冷たすぎるのではないか」「心が狭い」などと言われている。

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