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「九二共識」当時の様子を台湾国営通信が解説

中共の習金平総書記が2日に台湾に向け、「九二共識」を認め一国二制度を受け入れるよう迫った。中華民国台湾側は「九二共識」は元々成立していない、「一中各表」を認めないのに「九二共識」だけを認めるよう迫るということは中華民国を認めず、中共中国だけの承認を迫っているということだと反発している。今日の中華民国国営通信の中央社の記事で「九二共識」の1992年前後の中共と中華民国の交渉時の様子を記事にして解説していた。
重回1992香港會談 一次看懂九二共識 中央社

「九二共識」を最初に言ったのは、1999年中国の海峡両岸関係協会副会長唐樹備で、両岸双方は1992年協議の時既に「一つの中国を認めるという共通認識」に合意していたと語った。これがその時の会議の内容を「共識」といった最初だ。

その後中華民国台湾の側の行政院大陸委員会主委蘇起(国民党員)が2000年4月28日始めて上述の内容を「九二共識」と呼びまた加えて「一つの中国を、各自が(定義を)表明する」と解読した。

ここで見てわかるのが、中国の1992年の協議の結果の主軸は「一つの中国」に置かれ、中華民国政府は「各自が(定義を)表明する」を強調しており、最初から既にお互いの認識が一致していない。

時間を遡ること1992年李登輝総統時代、台湾海基会と中国海協会が香港で話し合いをしている過程で、中国側が台湾側に「両岸は同じく一つの中国に属する」という「一中原則」を受け入れるよう要求した。これに対して台湾海基会は書面協議で、「海峡両岸は国家統一を追求する過程の中で、双方は一つの中国の原則を堅持する,ただし一つの中国の意味は、各自同じではないと認める」と書き、「中華民國81年10月30日」と注記した。この書面協議で中国側は受け入れを拒否、署名も拒否、すぐに香港を離れて話し合いは破局した。

海基会はその後口頭で表明する方式を採用したが、一つの中国の定義を各自が表明するというのを中国が受け入れず、話し合いは据え置きになった。故海基會董事長辜振甫は「九二共識」があったというのは事実ではないと回想している。

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